北京五輪のメイン会場で燃える聖火の採火式・・・ギリシャのヘラ神殿前で、太陽の光で火種を燃やすという伝統の儀式が行われ、ギリシャの最高祭司がトーチに点火しました。そして5大陸を駆け巡る聖火リレーが幕を開けました。
北京オリンピック聖火リレーのテーマは「調和の取れた旅」、スローガンは、「情熱に火をつけ、夢を伝える」です。前回のアテネオリンピックと同じく世界5大陸を巡り、海外22都市、中国の国内113都市を通過、130日間にわたって13万7000キロを走ります。2万人あまりの聖火ランナーが参加する予定です。
これはオリンピック史上、時間がもっとも長く、参加人数がもっとも多い聖火リレーとなります。北京オリンピック組織委員会の蒋効愚副主席は、「北京オリンピックの聖火リレーは海外と国内の二つの部分に分かれています。世界各国の人々がこれに参加、注目することになります。聖火リレーの足跡を追うことで、北京にスポットがあたり、オリンピックがやってきたことを皆さんに実感してもらいたいと思います」と語りました。
24日ギリシャのオリンピアで採火された後、ギリシャで6日間のリレーを行います。そして30日にアテネで聖火の引き継ぐ儀式が行われ、31日に聖火が北京に到着する予定です。
そして、北京からまた世界、そして中国国内を駆け巡ります。8月8日よる、聖火は北京オリンピックのメイン会場に到着します。リレーの様式も様々だそうです。ランナーが走るという方法以外、自転車、馬、船舶、電車などでリレーする方法もあるそうです。
2007年6月23日から北京オリンピックの聖火ランナー募集が行われてきました。そのうち中国国内の募集ではすでに1万1534人が選ばれています。これらのランナーは各界から来たもので、有名人もいますし、普通の労働者もいます。年齢が一番小さいのは14歳、一番年寄りは93歳です。まもなく始まる聖火リレーが幸せ、情熱とオリンピックの夢が溢れたものとなるように祈っています。
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