4年前、ジム・ラフィーバーのところに一本の電話がかかってきました。「中国で監督をやってくれないか」という誘いでした。野球より卓球が人気のある国にいくことに、彼はためらいを隠せなかったといいます。
しかし、その4年後、彼はベンチから中国代表の選手たちに大声で指示を出していました。背中に「CHINA」と書かれたジャケットを着ています。
選手として、1965年、彼は、大リーグの新人王に選ばれ、次のシーズンには、オールスターに出場しました。引退後は、コーチとして、シアトル・マリナーズ、シカゴ・カブス、ミルウォーキー・ブリュワーズを渡り歩きました。
ラフィーバーの指導の下、「野球後進国」だった中国は、大きく進歩しました。韓国や台北、欧州チャンピオンのオランダなどの強豪を相手に勝利も重ねました。
ただ、中国代表はまだまだ若く、経験不足で、毎試合、コンディションが異なるという不安定さが課題です。ラフィーバー監督は、「今、我々は大差で負けることがないチームに仕上がった。2008年、我々はもっと強いチームになる」と抱負を語っています。
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