北京は週末から市内の交通規制があったり、町の至る所に歓迎の横断幕が掲げられたりと、いつもと少し違う雰囲気が漂っています。6日まで北京には、アフリカ諸国の首脳たちが集まり、「北京・アフリカ協力フォーラム」が開催されていました。中国とアフリカは、政治・経済・文化など様々な面で、今後、協力していこう・・というのがサミットの趣旨なんですが、実は、スポーツ面では、すでに50年前から、この両者の交流は脈々と続いてきたのです。そこで、今回の「一押し」では、意外と知られていない、中国とアフリカのスポーツ交流についてお伝えします。
様々な交流の形のうち、「指導者交流」はその主なものの一つです。番組では、アフリカ各国のスポーツ振興のため、単身、海のはるか向こうに渡ったスポーツ指導者を取材し、その思いや苦労を伺いました。
そういえば、日本と中国もスポーツ交流は盛んに行なわれています。卓球の福原愛選手は素晴らしい中国人コーチに巡り合って『世界を狙える』実力まで成長しましたし、日本柔道の第一人者、山下泰弘さんは、中国男子柔道の指導を積極的に行なってらっしゃいます。また古くは、中国女子バレーの基礎を作った大松博文さんを始め、多くの指導者が日中を行き来し、スポーツ振興に携わってこられました。番組では、これらの歴史を振り返りながら、国と国の交流に、"ちょっといい"役割を果たすスポーツの素晴らしさについて考えてみます。
放送日時 11月6日 19:20ー(初回放送) 21:20ー 23:20ー
11月7日 7:20ー 8:20ー 20:20ー 22:20ー 0:20ー
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