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海外に散逸した「敦煌の遺書」 レプリカ展開催=甘粛省

2018-02-06 16:50:53     cri    

 「世界中で敦煌を探す----海外散逸文化財のレプリカ展」が先頃、甘粛省の酒泉市博物館で開幕しました。

 酒泉市博物館の王館長は、「今回の展示会では合計174件の莫高蔵経洞で出土し、現在海外へ流出している文化財のレプリカを展示している。中には、南北朝から北宋までの絹絵、布地や紙に描かれた作品、印刷作品、巻物などが含まれている。オリジナルは現在大英博物館、フランス国家図書館、メトロポリタン美術館などに収蔵されている」と紹介しました。

 また、今展示会では「釈迦牟尼霊鷲山説法図」の1:1比率のレプリカも展示されています。これは中国古代の刺繍作品の中でも最大の作品であり、高さ241cm、幅160cmのものです。本物は現在大英博物館に収蔵され、2017年に修復を行ったことが話題となりました。

 世界文化遺産である莫高窟は甘粛酒泉敦煌市に位置し、1900年に王道士の発見により、その中の第17洞窟から5万巻の歴史資料が出土しました。この洞窟は「蔵経洞」として世に知られています。ですが、その発掘以来、これらの文化財はそのほとんどが海外へ散逸してしまっています。

 展示会は3月2日までの開催が予定されています。(トントン、む)

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