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音楽詩人・李健(後編)

2017-09-29 11:19:31     cri    


 秋の北京は一年中で最も美しい季節を迎えています。ボタンや菊の花、木犀の花などいろんな秋の色彩が町のあちこちを彩っています。今週の中国メロディーは前回に続き、音楽詩人・李健の音楽物語をお話ししましょう。

自分の音楽を求めて 

 誰もが人気を求める芸能界で、李健は独特な存在と言えるでしょう。彼は名誉には興味がなく、ほかの芸能人と明らかに対照的で、彼の言葉は理性的かつ知性に溢れています。彼の歌詞には情緒と境地があることから、李健は「音楽詩人」と呼ばれています。

 2001年、中国の名門大学・清華大学電子工学部を卒業した李健は大学時代の先輩・廬庚戌と「水木年華」というバンド結成し、「水木年華」は瞬く間に人気を博して中国音楽界で注目を浴びました。当時、多くのメディアが取材し、清華大学の卒業生が仕事を辞めて歌手になることは不思議な社会現象として話題になりました。これは清華大学の秀才がバンドの歌手になるとは信じられないと思う人が多かったためです。しかし、更に信じられないのは2002年、「水木年華」が新しいスターとして、中国音楽界で活躍している時、李健は意外にも「水木年華」を離れました。その理由はバンドで自分を束縛したくなく、純粋に自分の音楽を創作したいという思いからでした。

花咲くことを信じて

 2002年に、バンド「水木年華」を離れた後、李健は黙々と音楽を作り続けました。その後の数年間、彼は2年ごとに新しいアルバムをリリースし続けましたが、世間から注目されることはありませんでした。しかし、そんな李健はずっと自分を信じて好きな音楽を作り続けていました。

 彼が2005年に制作した「向往(憧れ)」の中にはこんな歌詞があります。「努力しても収穫がないことを知っている。涙が枯れるとしても命は依然として脆い。あなたと一緒に運命を猫の目のように変わるのを見ながら、黙々と我慢する力を感じている。春風が山並みを越えたけれど、それでもまだ寒い。温もりへの憧れを止められない」という歌詞はこの時期の李健の心の声を歌っています。

「いつまでも自分が好きな音楽を」

 2010年、中国ポップ音楽界の女王・フェイウォンがCCTVの年越し番組「春節の夕べ」の舞台で李健の作品「伝奇」をカバーし、彼の音楽の才能は再び世間に認められるようになります。ところが、注目を浴びるようになった李健は多くの商業公演を断りました。

 彼は「時間は限りがあるものだ。ギターは生命がある友達で、よく撫でてこそ、インスピレーションを与えてくれる。私は時間を音楽に捧げる。最も大事なものを捧げたいと思う」と語っています。李健がいつまでも自分が好きな音楽を追い続ける姿勢があるからこそ、彼の歌声には心を安らかにさせる神秘的な力があると評価されています。

「素晴らしいオリジナル���変わる必要がない」

 李健の歌を聴くと、いつも空を仰ぎ見たいと思います。彼の曲の中に「空はなんと青いのだろう。月日の流れに伴い、青春は風と共に過ぎ去る」という詩のような情緒が漂います。まさに李健は音楽詩人と言えます。

 しかし、そんな李健の音楽について「作品がどれもよく似ていて、あまり変わらない。10曲あっても一曲のようだ」と批判の声もあります。これらの批判について李健は「素晴らしいオリジナル作品は変わる必要がない。一人の力には限界があり、限りがあることを無限に深く入り込んでいけば、とても多くのものがあることを見つけられる。聴き手の好みに合わせて簡単に変えてしまうことは自信が欠けている表現だと思う」と言いました。

 番組の中でお送りした曲

 1曲目 向往(憧れ)

 歌詞:

 努力しても 収穫がないことを知っている

 涙が枯れるとしても 命は依然として脆い

 あなたと一緒に運命を 猫の目のように変わるのを見ながら

 黙々と我慢する力を感じている

 春風が山並みを越えたけれど それでもまだ寒い

 温もりへの憧れを止められない

 2曲目 異郷(異郷)

 この歌は故郷を離れ、異郷の地で奮闘する人たちの気持ちを歌っています。

 歌詞:

 朝から晩まで仕事に励む

 あの窓のためだ

 道を見失った時

 あの明かりを見れば

 いつの間にか知らない場所が故郷にする

 3曲目 父親散文詩(父親の散文詩)

 この歌は父親の子供への深い愛情と責任を表しています。

 歌詞:

 1984年 刈り入れがまだ終わらず

 子どもは僕の懐でぐっすり眠っている

 今夜の映画は見る時間がない

 妻はミシンのステップの修理を忘れないようにと言ってくれた

 明日 近所にお金を借りなければならないが

 子どもはビスケットをねだって一日中泣き続けている

 池の畔でしゃがみ 自分の胸を叩いた

 これは私の父親の日記

 彼の青春時代を留める散文詩

 数十年後 目にした私は涙が止まらない

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