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ポップ歌手・ジャッキー・シュエ

2017-09-15 16:23:57     cri    

 9月の北京は初秋の季節で、道端で咲き競うバラの花は秋の趣を感じさせてくれます。今週の中国メロディーはポップ歌手・薛之謙(ジャッキー・シュエ)の音楽道と音楽作品をお伝えしましょう。

ジャッキー・シュエ年間

 中国ポップ音楽界では2017年はジャッキー・シュエ年間と言えるでしょう。1983年生まれの彼が今年、リリースした四つの新曲はいずれも音楽ランキングのトップ4に入りました。また活発で明るく、人づきあいが良い性格で、ジャッキーはバラエティの舞台でも高い人気を誇っています。そんな彼のオフィシャルブログのファン登録者数はすでに1000万人を突破し、コンサートのチケットはいつも入手困難です。

 シンガーソングライターとして、ジャッキー・シュエの音楽作品はいずれも、人生のリアルな実体験の話で、「僕の唄は自分に歌うもので、自分の心との対話だ」と話しています。ジャッキーの低く沈んだ歌声は心の奥に深く残る歌心を表現し、多くの観客、特に若者たちの共感を呼びました。その抒情的なR&B(アール・アンド・ビー)は音楽の時代の流れに伴い、多くのファンの心を掴みました。

王子の帰還

 明るく活発な人には悲しい過去を持つ人もいます。ジャッキーもその一人で、ジャッキーが4歳の時、母親はこの世を去りました。以来、ジャッキーはいつもほかの子供が母親といる情景を見たくありませんでした。それは彼がいつになっても、手に入れることができない幸せだと気づいていたからです。

 高校卒業後、ジャッキーの海外留学の夢を叶えてあげるため、父親は家を売って60万元の授業料を工面し、当時人気があったスイスのホテル管理専攻で学ばせました。しかし、この専攻に興味がなくなってしまったジャッキーは学校の休み中に帰国し、父親に自分が歌手になりたいとの考えを打ち明けました。そして、「3年の時間をもらい、もしダメなら、再びスイスに戻る」と父と約束しました。2005年、ジャッキーはライカ主催の歌手コンテストに参加し、優しくナイーブなイメージを看板に「王子帰来(王子の帰還)」を歌い、「優雅な王子様」という愛称で呼ばれました。

ゼロから始める

 2006年、ジャッキー・シュエは自分の名前を冠した「ジャッキー・シュエ」というアルバムをリリースしました。そのメインソング「認真的雪(まじめな雪)」は中国全土で大ヒットし、さまざまな音楽賞を獲得して、創作の天才と称えられました。しかし、大きな賞賛を浴びると同時に、彼の音楽は今までなかった大きなプレッシャーに直面し、この苦難の時期をいかに乗り越えるかが当時の彼の最大な悩みとなりました。

 何度も考えた末に、彼は「ゼロから始める。乗り越えるために創作するのではなく、進歩し続けるために創作していこう」と決意しました。それからの10年間、努力を続け、多くの素晴しい歌を作り上げました。

 番組の中でお送りした曲

 1曲目 来日方长(これから先は長い)

 この曲はジャッキーシュエと黄齢がデュットした唄です。

 歌詞:

 愛はこれから先が長いこと

 あの待つ人が来ないなら 自分を待つしかない

 愛はこれから先が長い秘密

 その答えはいい夢が覚めるにすぎない

 2曲目 王子归来(王子の帰還)

 歌詞:

 童話の中の王子様とお姫様はなんと美しいのだろう

 世界がどんなに変わっても ずっといっしょにいる

 すべての物語が美しい結末を迎えるわけではない

 多くの悲劇の上演が続いている

 3曲目 你要我怎样(僕にどうしてほしい?)

 歌詞:

 君は僕にどうしてほしい?

 君のショートメールは僕に悲しみを感じさせる

 僕は忘れることができず

 結局こんな風になって

 僕はなにができる?

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