zhongguoyinyue20161009
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日本では秋といえば、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋とよく言われます。中国の小中学校でもこの時期には体育祭が行われます。爽やかな秋風の中、生徒たちはスポーツの魅力を楽しんでいます。今回の中国メロディーは体育祭にまつわる音楽と思い出をお送りしましょう。
青春の入場行進
金色の日差しは大地を照らし、爽やかな朝の風は秋の涼しさを感じさせます。こんな秋の早朝、私は息子の中学校で行われる体育祭に参加しました。競技場には色とりどりの旗が翻り、子供たちの歓声と談笑に溢れていました。
そんな体育祭で最も人目を引くのは開会式の入場行進です。入場行進では各クラスの個性に富むパフォーマンスが披露されます。伝統的な龍舞もアニメのキャラクターに扮して踊るなど、パフォーマンスは子供たちの豊富な想像力や情熱溢れる表現力を発揮する場です。特に、各クラスの生徒達が隊列を作り、スローガンを叫びながら議長席を通るとき、子供たちが緊張しながらも、興奮している顔には青春の活気が溢れています。
皆が主役の体育祭
体育祭の競技が始まると、私は多くの生徒の中に一人の障害を持つ生徒が集団競技に参加していることに気づきました。しかし、その自信に満ちた明るい笑顔とほかのメンバーと和やかに参加する雰囲気から、この体育祭は誰でも主役になれるように考えられていると感じました。
この様子を見ていると、知らず知らずのうちに自分の中学時代の体育祭を思い出しました。当時の体育祭は、各クラスはスポーツの成績が優秀な生徒だけが選ばれて、参加することができました。そのためスポーツが上手ではないけれど、運動が好きな私のような普通の生徒は、体育祭に参加するチャンスがありませんでした。
しかし、今振り返ってみると、学生時代の体育祭の成績は必ずしも重要とは言えないでしょうが、できるだけ多くの子供に参加させることは子供の成長にとって大きな影響があることだろうと思います。
番組の中でお送りした曲
1曲目 飞得更高(もっと高く飛ぼう)
歌は若者が夢を貪欲に追い求める気持ちを歌いました。
歌詞:
命は大河のようで
時には静かに 時に荒れ狂う
現実は首かせのようで
逃れられない
謎に満ちた暮らしは鋭い刃物のように
何度もぼくを傷つけた
僕が求めるあの幸せは
あのさらに高い空にある
ぼくはもっと高く飛ぼう
2曲目 奔跑(駆け巡る)
歌詞:
風は自由に駆け巡る
雷と稲妻の力を追い求める
広々とした海を心の中に持つ
たとえ小さな帆でも遠くへ進んでいく
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