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「和して同ぜず・東北アジア書画展2016北京」が開幕

2016-09-07 16:04:55     cri    

 中国国際放送局オンライン書画チャンネルの運営による大型文化交流イベント「和して同ぜず・東北アジア書画展2016北京」が6日、北京民族文化宮で開幕しました。中国、日本、モンゴル、韓国、朝鮮からの作品およそ120点が、1週間にわたって出展されます。

 このイベントは、国際交流を促進し、「一帯一路」沿線国に包摂的な文化交流のマルチプラットフォームを与える目的で、中国国家新聞出版広電総局美術家協会と中国国際放送局東北アジア・中央アジアセンターが主催するものです。

 開幕式には、国家新聞出版広電総局、中国国際放送局、国家書画院、中国駐在日本大使館、モンゴル大使館、韓国大使館、及び各国の芸術家や各界の関係者など、およそ200人が出席しました。


開幕式に中、日、韓、モンゴルの関係者が出席



中国国際放送局の胡邦勝副局長が挨拶

 中国国際放送局の胡邦勝副局長は挨拶で、「われわれの東北アジアには、地域の特徴、感情の支柱、共通の歴史的な帰属意識がある。イベントのテーマ『和して同ぜず』は、国と国との間には違いもあるが、共通点もあるのだということを意味している。イベントでは各国の異なった芸術作品を展示するほか、各国の芸術家たちに交流の機会を設けている」と紹介しました。

 国家書画院書道研究院の曽来徳院長は「『和して同ぜず』は中国哲学の知恵である。中華民族はこの精神にのっとって、何千年もの繁栄を続けてきた。この精神は、現代の世界が抱えるさまざまな問題を解決する最も効果的な手段だ。国や民族同士が互いを認めて受け入れることは、文化の面から始まるものだ。東北アジアの5カ国はまるで隣人のような存在で、『和して同ぜず』の精神の上で共存できる」と示しました。

 日本から参加した書道家の小林芙蓉氏は、「モンゴル、韓国、朝鮮、日本でもそれぞれ書道は発展したが、その原点はやはり中国にある」とした上で、「自国のカラにとじこもらずに、他国の良いところをうまく取り入れることができれば、文化はより発展し、成熟る。中国とモンゴル・韓国・朝鮮・日本の五ヵ国が良い関係を築き、お互いがお互いの良いところを取り入れ、それぞれの文化をさらに豊かなものにしていくことができれば、きっとよりすばらしい世界になるだろう」と述べました。


小林芙蓉氏による揮毫


中、日、モンゴルの芸術家の制作実演


中、日、モンゴルの芸術家が共同作品を披露

 「和して同ぜず・東北アジア書画展」は2014年に初開催されてから、北京市、湖北省、東京、大阪、ウランバートルの各地で展示会や、芸術家の交流を実施してきました。今年はすでに、4月に東京都立美術館、8月中旬にモンゴルでの書画展が行われており、北京での展示は今年度の最終回として開かれています。(殷、謙)

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