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山寨社团(shānzhài shètuán) バッタもん団体
「山寨」は模造品、海賊版、パクリ、パロディ、バッタ物の意味です。「社团」は社会団体や部活、クラブ、サークルの意味がありますが、ここでは「社会団体」や社会的組織を意味します。ではこの「山寨社团(バッタもん団体)」とはいったいどういうものかと言いますと、正式に中国の民生部門に登録されていない協会や学会、連合会などを名乗る組合組織のことを指します。
これらの組合組織は、中国と海外の団体登録制度の違いを利用して、登録条件の緩い国や地域で「中国」や「中華」、「全国」、「国際」などの言葉を使って登録されたものです。また、全ての名称は、故意に既存の合法的組織と同じか、あるいは似通ったものが付けられています。こうした組織は、会費の徴収に始まり、様々な資格や賞の授与などの手段でお金を徴取するほか、企業の内幕を公開するなどの手段で企業を恐喝し、お金をゆすり取ることもあります。
2016年2月以降、中国の社会団体と組合組織の主要な管轄官庁である民政部は、人々の警戒を喚起することを目的に、13回にわたり、前後合わせて1287の「山寨社团」をリスト化して公開しました。
そして今年7月18日には、教育部と国家言語委員会が発表した『中国言語生活状況報告(2017)』の中で、この単語「山寨社团」が2016年度の中国マスコミ新語ベストテンにランクインされました。このことからも、こうした組織の存在が中国社会にどれほどの悪影響を与えたかを知ることができます。
キーワード
搞事情(gǎo shìqing)
意味
「搞事情」は2016年のネット流行語で、浙江衛星テレビで30%以上の視聴率をあげた大人気リアルショー「ランニングマン」に由来する言葉です。
「搞事情」の「搞」は「する」の意味で、英語で言えば、「do」と似ています。元々は浙江省あたりの口語でしたが、現在では全国的に使われます。動詞用法と形容詞用法がありますが、ここでは動詞として使われます。
この「搞事情」は、騒ぎを起こす、問題を起こす、いざこざを引き起こす、何かをやらかす、というような意味ですが、最近では、本当に悪いことをするのではなく、親友の間でからかうようなニュアンスで、「余計なことをする」「何かを企む」という意味合いを表したり、時として些細な不機嫌を表すこともあります。
使い方
下周天气又要搞事情。
来週の天気は(言うことを聞かずに)また余計な動きをしてくれそうだ。
=来週天気がまた不安定になりそうだ。
熊孩子总是在搞事情。
いたずらっ子はいつも余計ないたずらをする。
创意青年扎堆儿上海当代艺术博物馆搞事情。
色々なアイディアを持っている若者たちが、上海現代芸術博物館で騒ぎを起こしている。
=世間を驚かせるようなイベントを仕掛けている。
学生在学校搞事情,把荒地变成了花园。
学生が学校で何やら「やらかして」くれたようで、荒地が花園に変ってしまった。
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