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No.001 キーワードチャイナ周边游&明前茶

2017-04-05 13:44:29     cri    

 ちょっと気になる

 周边游(zhōubiān yóu)  周辺旅行

 短距離旅行とも言います。自宅から出発して、車や電車でその日のうちに目的地に到着できる距離の旅行です。日本でいう近場旅、プチ旅行といったものでしょうか。主に週末や三連休の時に出かける旅行です。

 ちなみに日帰り旅行は「一日游」と言います。

 4月4日は「清明节(清明節)」でした。「清明节」は、中国では、お墓参りにでかける日です。日本なら、春のお彼岸と言った感じでしょうか。この他、「踏青」の季節にもあります。これは、郊外にピクニックにでかけると言う意味です。現在中国では、この「清明节」は三連休になっています。この連休に「周边游」で出かけた人が多くいました。2泊3日か1泊2日の旅行です。

 北京からの「周边游」といえば、郊外にたくさんのお花見や登山、ドライブ、温泉などの名所があり、こういった場所が目的地になります。また、最近では、レジャー施設がたくさんでき、民宿も多くなりました。例えばこの季節、北京の郊外では桃の花祭りやイチゴ狩りのイベントが行われています。お花見やイチゴ狩りをしてから、地元の「农家菜」と呼ばれる農家料理を堪能、そして、温泉に入って、じっくり休む。考えるだけで全身リラックスできるような「周边游」が人気です。

 更に、もうちょっと足を伸ばせば、河北省、山西省、山東省、内蒙古自治区などへの2泊3日の旅もできます。「高铁」高速鉄道ができて、「周边游」の範囲が広がりました。長い旅は前もって準備計画しなければ、なかなか出かけられません。しかも、長い旅だと、体力的にも精神的にも疲れると思う人が私の周りには多くいます。「周边游」の場合、ちょっとした時間とお金さえあれば、「说走就走」行こうと思えばすぐには行けます。

 ちょっとした休日でも、旅行にでかけようというのは、まさに生活に余裕が出て来た証拠でしょうか。

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 明前茶(míngqiánchá) 明前茶

 「明前茶」とは清明節以前の3月下旬から4月上旬に摘まれる新芽の茶葉を製茶したもの。

 その年の初めての「明前茶」は甘み、香り共に新茶ならではの魅力を持っています。茶葉はまるで碧玉のような緑色で、やわらかい甘味や香りが特徴です。

 中国茶は大きく分けて6つの加工方法がありますが、明前茶と言われるのは主に緑茶です。その緑茶の種類もきわめて多くあります。中でも浙江省杭州付近の竜井茶、安徽省の黄山毛峰茶などが有名です。また、それぞれに摘む時期や摘まれた芽や葉の形などによって呼び名があります。清明節を過ぎて摘まれたものは、「谷雨(穀雨)」の前ということで「雨前」と呼び、雀の舌のような形なら雀舌、針のようなら銀針などと呼ばれます。

 中国のお茶の好きな人「茶友」の間では、「明前茶 贵如金(明前茶は黄金のごとし)」という言い方があります。なので、毎年「清明节」前後には、お茶の好きな人たちの間で「明前茶」をこだわって飲む人が多くいます。しかし、「清明节」の前には、まだ、気温が低く、新芽の数がそもそも少なく、成長も遅いので、摘める量が限られています。そのため、希少価値になり「明前茶」の値段も高くなるわけです。今年最初に市場に出される新茶の明前西湖龍井茶の価格は、5百グラム1万元(約16万円)、つまり100グラム約3万2000円を超えることもあります。

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