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中国の粽

2015-06-23 18:39:46     cri    

  

 中国の粽(ちまき)は、もち米やうるち米などを、三角形に作り、ササなどの葉で巻き、イグサなどで縛った食べ物です。葉ごと蒸したりゆでて加熱し、葉を剥いて食べるのが一般的です。

 中国の伝説によると、戦国時代、楚の愛国者で詩人の屈原が、汨羅江(べきらこう)で入水自殺した後、彼の死を悼む民衆が、魚が屈原の亡骸を食らったり傷つけたりしないように、米で作った食べ物を川に投げ込み、魚に食べさせました。それをきっかけに、端午の節句の日(端午節)にササの葉で包んだ米の飯を川に投げ入れた風習が始まりました。     

 中国では、粽は、水分を吸わせたもち米を直接竹の葉で包み、ゆでたり蒸したりして作るのが主流です。米といっしょに、小豆餡や、味付けした肉、塩漬け卵、棗(なつめ)、栗などの具などを加えることが多いですが、アワビやチャーシューを包んだ一風変わったものもあります。

 もち米と一緒に豚肉やタケノコ、シイタケなどに甘辛く味付けしたものを竹の皮で正四面体状に巻いて、イグサで縛り、蒸しあげた料理は「肉粽」と呼ばれています。また、こしあんや棗をもち米で包み、竹の葉で包んで作る甘いものは一番人気があります。スーパーでは、肉粽や豆沙粽などを真空パックに入れ、電子レンジなどで再加熱して食べる商品も売られています。(編集:コオリ・ミン)

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