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私にとっての戦争と平和~元国連事務次長・明石康さんに聞く

2017-11-14 19:49:22     cri    


聞き手:王小燕

 今回のゲストは元国際連合事務次長、国際文化会館理事長の明石康さんです。

 明石さんは国連を退任した後、数ある社会活動のうち、2011年に、中日民間のハイレベルフォーラム「北京―東京フォーラム」の日本側実行委員長に就任し、中国と日本の平和、友好事業の推進にも尽力してきました。中国にも多くの友人がおり、全幅の信頼を寄せられています。

 戦後の世界の変遷を国際協調の現場で体験した明石さん。人類の平和構築と持続可能な発展における国際連合の役割をめぐり、賢人としての知恵と信念を伺いました。

 明石さんの母親の実家は、なんと忠犬ハチ公ゆかりの家。子どもの時の思い出や、秋田出身ということが自らの人間形成に及ぼした影響などについても語っていただきました。

【プロフィール】明石 康(あかし やすし)さん

元国際連合事務次長、国際文化会館理事長

1931年1月 秋田県北秋田郡扇田町(現在の大館市比内町扇田)出身、5人兄弟の末っ子。小学生の時に秋田市に移住。県立秋田中学校(現在の秋田県立秋田高等学校)から旧制山形高校を経て、東京大学に進学。
1950年:東京大学・教養学科に入学。アメリカ科を専攻し、「アメリカ思想」と「文化人類学」を学ぶ。
1954年:東京大学教養学科アメリカ科を卒業後、フルブライト留学生として渡米し、バージニア大学大学院を修了、フレッチャー・スクール大学院、コロンビア大学大学院で学ぶ(25歳の時、重光葵による日本の国連加盟受諾演説を傍聴席で直接観たと語っている)。

1957年:国連職員に採用
1974年:外務省国連日本政府代表部参事官、同公使、同大使を務める
1979年:国連広報担当事務次長就任
1987年:国連軍縮担当事務次長就任
1992年:国連カンボジア暫定統治機構事務総長特別代表就任
1994年:旧ユーゴ問題担当・事務総長特別代表就任
1995年:国連事務総長特別顧問に就任
1996年:人道問題担当事務次長就任。
1997年12月:国連退任。

2001年:群馬県立女子大学外国語教育研究所所長に就任。
2004年11月:旭日大綬章を受章。
2007年5月:国際協力NGOジョイセフの会長に就任。
2009年6月:国際文化会館理事長に就任。
2011年:北京―東京フォーラム日本側実行委委員長に就任。
2013年4月:神戸大学特別教授に就任。
2017年4月:関西学院大学SGU特別招聘教授に就任
2017年4月:金沢大学特別教授に就任。

主な著書(共著含む)
 「『独裁者』との交渉術」、「国際連合 軌跡と展望」、「日本と国連の50年 オ-ラルヒストリ-」、「戦争と平和の谷間で 国境を超えた群像」、「サムライと英語」、「生きることにも心せき 国際社会に生きてきたひとりの軌跡」、「21世紀の国連における日本の役割 日本国際連合学会」、「平和へのかけ橋」、「国際連合 その光と影」、「国連から見た世界 国際社会の新秩序を求めて」、「国連ビルの窓から 国際社会に生きる一日本人の意見と回想」など多数。

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