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聞き手:王小燕
毎月最終週に放送する「日本の自治体職員在中国 加油!」シリーズ。雪国・新潟県から北京に駐在している、飯田郁子さんにお話を伺います。
このコーナーで新潟のお客様を迎えるのはこれで4回目ですが、新潟の魅力はまだまだ語り尽くせません。話し手が変わると、また違った新潟の風景が見えてきます。
本日もソーシャルメディアに届いた書き込みなどを交えながら、番組を進行していきます。それと同時に、北京、広州、厦門など全国各地の大学からCRI日本語部でインターンをしている大学生のみなさんが、スタジオ見学とあわせて番組にも参加してくれました。
北京滞在歴まもなく2年になる飯田さん。お米、雪、お酒といった型にはまった新潟像に満足せず、斬新で、ディープな新潟のイメージを届けたるべく、熱く語ります。取材の内容は今月と来月の2回に分けて、お届けします。
一回目ではまず、主にネットユーザーや中国人の大学生から届いた新潟のイメージを取り上げ、お話を伺います。これまでに体験したことのない斬新な新潟の旅を、飯田さんの案内で楽しみましょう。
(左)収録後、インターン生のみなさんに囲まれる飯田さん(右3) (右)スタジオ収録見学者への記念品、新潟市北京事務所提供
■飯田郁子さんのインタビューから
聞き手:もうすぐ本帰国のようですが、北京で過ごした2年間をどう振り返りますか。
飯田:自分自身を見直す良い機会になりました。また、赴任前は中国で生活することで中国のことを少しでも「理解したい」と思っていましたが、2年近く経っても、やはりわからないままです(笑)。
この2年間は自分にとって、とても重要なものだという予感がしているのですが、具体的にどのように重要なのか自分でもわかっていません。この意味は、数年後、10年後とある程度時間が経ってからわかるのではないか、とおぼろげながら思っています。
聞き手:新潟は日本では、スキー伝来の地として知られ、中国からもスキー客がよく訪れます。飯田さんの故郷・妙高にもスキー場があるようですが、冬になると、よくスキーをしますか。
飯田:スキーは子供の時はやりましたが、中学生くらいまで。その後は全くしていないのです。確かに最近、中国人のスキー客が多く訪れているようですね。うれしいことです。川端康成の『雪国』が中国でよく知られているようですが、新潟はその「雪国」の世界ですので、どんどん来てください。
日本にはスキーをできる場所がたくさんありますが、なんたって、新潟はスキー発祥の地です。1911年に、新潟県高田町(現上越市)でオーストリアの軍人テオドール・フォン・レルヒ少佐が日本で初めてのスキー指導を行いました。スキーをしながら、こういった歴史と文化を同時に味わえることが、新潟ならではの魅力だと思います。
【プロフィール】
飯田 郁子(いいだ あやこ)さん
新潟県妙高市(旧新井市)出身
2008年 新潟県庁入庁
2008年~2011年 病院局(県立病院)勤務
2011年~2014年 文書私学課(現 法務文書課)勤務
2014年4月~2015年3月 自治体国際化協会(CLAIR)本部に派遣研修
2015年4月~ CLAIR北京事務所所長補佐として、北京駐在
この3月末に日本に本帰国する予定
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