聞き手:王小燕
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今回のゲストは北京在住フォトグラファーの佐渡多真子さんです。佐渡さんには今年3月8日の番組で、「輝く女性の生き方」という企画でお話いただきました。今回は「プロの目指すもの」と題して、プロの写真家の仕事ぶり、カメラに向き合った時の胸中の思い等にフォーカスしてお話を伺います。
スマートフォンやタブレット端末、デジカメなどの普及などにより、写真をとることが誰でも日常的になっている時代。こうした中で、プロとしての価値がどこに表れるか。撮影に出かける前にどう準備すればよいか、あるいは、雑誌の表紙写真はどのようにして撮られるのか。ひいては、カメラをわが友のようにとらえ、常に一緒に仕事に取り掛かっている写真家にとって、カメラと日ごろ、どのように「対話」しているのか。
「撮りたい人が何を伝えたいのかをはっきりしていなければ、うまく伝えることもできない」、という佐渡さん、これからの目標についてこう話します。
「写真に写っているのは結局、何かしらの自分なのです。自分の内面を高めることをなくして、良い写真を撮るのは難しい。これからは、仕事、そして、自分の小さな生活を通してたおやかで、内面の豊かな人として成長していきたい。カメラマンは、色々な魅力のある被写体をみつけて撮るというのであれば、自分がその魅力が分かるだけの人間性をもっていなければ、それを解釈することも出来ない」
プロの写真家の目指すものは分野にこだわらず、様々なことに通じていることが多い。SNSから集まった皆さんの質問を織り交ぜながら、ここでしか聞けないプロの胸中が聞けます。
【プロフィール】
佐渡多真子(さど・たまこ)さん
北京在住フォトグラファー。中央大学卒業後、(株)日本カラーデザイン研究所を経て広告写真家・中村彰三氏に師事。
1990年、フリーカメラマンとして独立。
1995年~97年、北京大学留学。
1999年~、北京に拠点を移し、中国関連の写真を国内外のメディアに発表している。
北京中芸映像学校・顧問 『幸福(シンフー)?』(集英社)、『ニーハオ!双子のパンダ(日本版)(韓国版) (中国版)』(ポプラ社、)、『パンダフルワールド』(アスペクト)、『子パンダようちえん』(青菁社)、『こぱんだ シールの ココロ』(講談社)、『歳時記・中国雑貨』(木楽舎 原口純子著)など写真作品集多数。
NHKラジオ中国語会話「レベルアップ中国語」テキスト表紙、人民中国・表紙&「美しい中国」、読売新聞・国際版 リレーエッセーなどに写真およびエッセーを連載中。
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