聞き手:王小燕
2001年 オムロン時代の藤田さん 中国手話学習DVDリリースの記者会見にて
上海工場の立ち上げ準備をしている真っ最中、責任者で現場にいなければならないはずの藤田さんは、1ヶ月もの長い休暇届けを出しました。何があったのでしょうか?休みをもらって向かった場所は?
「中小企業」のサラリーマンが世界に発信する国際組織のCFO(財務総監)、そして、中国に日本文化を紹介する団体の責任者…さらに、ライフワークとしている手話交流。今回は藤田さんの人生物語です。
仕事のやりがいと生活の充実は両立できるのか。ベテランサラリーマン藤田さんに伺いました。
【プロフィール】
藤田安彦(ふじた・やすひこ)さん
早稲田大学・北京教育研究センター 顧問
1991年、「欧姆龍(大連)有限公司」の初代総経理として、中国初の車椅子対応のバリアフリー工場を建設し、身障者2人の採用を実現。
1992年、日本盲導犬協会・理事に就任し、世界介護犬協会ADIのVoting Memberとなる。
1993年、アメリカ・マサチューセッツで「聴導犬訓練士」の資格取得、NPOなどのファンド・レイジング(資金集め)を学習。
1999年、中国で初めての「手話学習教材(家庭版)」VCDを制作し中国手話普及に貢献。
2001年から、フィリピンンのラモス元大統領らが提唱し、民間主導のダボス会議アジア版の世界経済フォーラム「ボアオ・アジア・ フォーラム」の設立・運営に携わり、財務総監(CFO)として、人事体制構築や会員募集ならびに資金集めに貢献するなど、中国をはじめ参加のアジア26カ国のリーダーとのネットワークを構築。
2004年、国際交流基金北京事務所・所長に就任、北京日本文化中心を設立。日本企業の社会貢献活動の調査を実施し中国各地でその調査報告会を開く。大江健三郎氏や羽生善治四冠の講演会や日本盲導犬デモの実現など日本紹介に尽力。
2009年、日本の留学生10名と四川大地震被災地の障害者を慰問。日中学生手話交流実行委員会を設立、第2回から毎年南京市を訪問し日中学生の民間草の根交流活動を実施。
2010年、現職。
趣味:中国手話。
所属:日本盲導犬協会・評議委員
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