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日本人スタッフのつぶやき337~北京ごはん②「很久以前」の串焼き(梅田)

2016-05-31 14:29:53     cri    

 中国の夏の屋台の定番といえば、「串焼き」だそうです。

 こんがり焼きあがった肉にかぶりつき、ビールをぐいっと!

 これだけだと、日本で焼き鳥を食べているのとあまり変わりませんね。

 一番の違いは、こちらでは羊肉がメジャーだということと、それに合わせたスパイシーな味付けでしょうか。

 中国の串焼きを食べてみたい!

 でも、いきなり屋台料理はハードルが高い・・・。

 今日は、そんな方にもオススメのお店を紹介しましょう。 

 張怡康(チョウ・イーカン)アナもおすすめの、

 「很久以前只是家串店」です!

 

<很久以前只是家串店>

 日本語にすると「その昔、ここはただの串焼き屋だった」となるでしょうか。

 長い名前ですね。

 北京の人々には前半部をとって「很(hěn)久(jiǔ)以(yǐ)前(qián)(ヘンジウイーチエン)」として親しまれています。

 「很久以前」は昔話の出だしに使われる決まり文句の一つでもあります。日本語の「昔々…」と同じです。

 特色ある内装は過去と未来をモチーフにしているようです。

 入口ではまず、未来的なロボット(?)が出迎えてくれます。

 壁にはアンモナイトの化石の意匠も。

 

<店内の様子>

 席に案内されると、何やら見慣れないものが。

 一つ目は、調味料の入った小袋と、専用のお皿でした。

 テーブルの中央にあるのは…セルフの串焼き機です!

 このお店では串に刺さった食材が生のまま運ばれてきて、各テーブルで焼いて食べることができるのです。

<テーブル中央に串焼き機>

<調味料はお好みで>

<運ばれてきた食材>

 では、さっそく焼いてみましょう!

 写真だと分かりませんが、じつはこの串焼き機、串を並べると・・・

※動画はスマートフォンでは表示されない場合があります。その場合はPCでご覧ください。

 なんということでしょう!

 置いた串がクルクルと回り始めました。

 串の根本が歯車状になっており、串焼き機の縁を回るチェーンに引っかけて回る仕組みです。

 これで、まんべんなく串に火が通ります。

 羊肉ははずせない定番メニュー。豚肉、牛肉、鶏肉ももちろんあります。

 中国ならではのものといえば、鶏爪子(鸡(jī)爪(zhuǎ)子(zi))はどうでしょうか。

 鶏の足先です。日本人が初めて見ると「ここって食べられるの!?」と驚くかもしれません。骨周りの肉はプリプリで、コラーゲンたっぷりだそう。

<好物の「鶏爪子」を持つ張アナ>

 私と張アナの一押しメニューは「焼きエノキ(烤(kǎo)金(jīn)针(zhēn)菇(gū))」。

 これは串ではなく、調理されて提供されるメニュー。

 日本人にも受け入れられやすい味付け。

 エノキが好きな人には、むしゃむしゃ食べられてオススメです。

<張アナは必ず注文するという「焼きエノキ」>

 このお店はサラダメニューも充実していました。

 今回注文したのはフルーツサラダ。

 実際はフルーツのヨーグルト和えに近く、女性にも喜ばれそうです。

<あらかじめ人数分に分けてくれる>

<フルーツサラダに思わずにっこり>

 注文は、メニューに記入する形式なので、会話が苦手でも安心です。

 辞書を引きながら、注文を決めるのも勉強になるかもしれませんね。

 メニューを載せておきますので、予習にご活用ください。

<記入式のメニュー>

 伝統的な串焼き店の、新たなスタイル。

 焼いて楽しい、食べて美味しい「很久以前」。

 夏の夜に、串焼きとビール!おすすめです。

[店舗情報]

 很久以前只是家串店(台湾街店)

 住所:石景山区鲁谷路台湾街内(远洋山水4号楼对面)

<いただきま~す>

(文:梅田謙)

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