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アートフェアの楽しみ方~「アートフェア東京」來住尚彦さん&李一さんに聞く(下)

2016-04-12 21:06:47     cri    


 アート取引の見本市である「アートフェア」が最近、世界各国で頻繁に行われています。3月24日~26日、香港で行われた「アートバーゼル香港」には35の国と地域から、239軒のギャラリーが参加しました。1970年にスイスの地でスタートした世界最大の現代アートフェア「アートバーゼル」が香港で開催されたのは、今回で4回目となります。

 これに続いて、「アート北京」が4月30日~5月3日まで、「アートフェア東京」5月11日~14日が、中国と日本でそれぞれ開かれます。 アジアの由緒あるアートフェアはほかにも、アート台北、アートソウルなどがあります。欧米で始まったアートフェアは、21世紀以降、アジア諸国でも頻繁に開かれるようになっています。

 こうした中、「アートフェア東京」が3月18日、北京でプレイベントを行い、中国アート界に対するPRを強めました。今回は引き続き、「アートフェア東京」の來住尚彦さんと李一さんにお話を伺います。

 コンサートや舞台の演出も数多く手がけた來住さんに、來住流のアートフェアの見方を聞き、その上で、「アートフェア東京」の特徴、中国と日本がアートを通して交流できることについての展望を語ってもらいました。

 一方、北京っ子の李一さんが目指しているのは、中国人収集家を日本に呼び込む企画です。日本のアートマーケットが、中国人収集家の目にはどのような魅力として映るのか、アジアのアートシーンを取り巻く環境の中の、新しい動きはあるのか。引き続きお聞きください。

【プロフィール】

 來住尚彦(きし・なおひこ)さん

 1985.3 早稲田大学理工学部工業経営学科卒
 1985.4 東京放送(現TBS ホールディングス)入社
 Audio エンジニアとしてスタートし、その後コンサート演出ディレクター、番組プロデューサーを経て
 1996.4 コンプレックスライヴ空間「赤坂BLITZ」立上げ、支配人としてコンサートの企画・制作に携わる
 この時期、年間300本のコンサートを観て音楽、舞台センスを磨く
 2008.3 エンターテインメントエリア「赤坂Sacas」を立上げ、 推進部長、プロデューサーとして企画立案、制作を担当
 音楽のみならずコンテンポラリーアートにも活躍の場を広げる
 2015.3 TBS ホールディングス退社
 2015.3 コンテンポラリーアートを取り扱うアートフェア東京のエグゼクティブ・プロデューサーに就任
 2015.5 一般社団法人アート東京設立

 李一(り・いち)さん

 北京生まれ。大学で英語を専攻。卒業後、CCTV(中央テレビ)、在北京ギリシャ大使館勤務を経て、2008年に株式会社電通北京事務所に入社。2013年に日本に渡り、現在はアートフェア東京・海外事業チーフディレクター 。

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