今週と来週は先日、中国を個人観光で訪れた福島市前市長の瀬戸孝則さんにお話を伺います。今週は福島市と北京市との友好交流に焦点を絞ります。
1
|
1978年10月、「中日平和友好条約」が締結されました。福島市では、それを記念するために、翌79年から全国に先駆け「日中農業技術交流」をスタートさせました。2001年までの23年間に、北京市中日友好農場(「東北旺農場」)から256名もの農業研修生を受け入れました。また、受入企業や農家で日本の家族と寝食や仕事を共にする「三同生活」を通して日本の農業関連技術を学ぶという「福島方式」は、後に日本全国に広がったことでも良く知られています。
ところで、当時の福島市で北京市との農業交流に携わったのは、瀬戸さんの叔父でした。この縁で、若い時から中国からの研修生と付き合いがあり、今回の訪中も研修生OBの皆さんが暖かく迎えてくれました。
今日のスタジオには、瀬戸さんと共に、第一次研修団の通訳兼秘書を勤めた呂学如さん(福島学院大学準教授)にもお話を伺いました。地方交流という形で展開され、その後、脈々と受け継がれてきた中日友好交流の貴重なシーン。当事者としてどのようにその歴史を振り返るのでしょうか。
詳しくはどうぞ番組をお聞きください。
【プロフィール】
瀬戸 孝則(せと たかのり)さん
1947年生まれ
福島県福島市前市長(3期)。福島県議会元議員(4期)
福島県福島市出身。
福島県立福島高等学校を経て、1970年3月、早稲田大学法学部卒業。
1987年4月に福島県議会議員に初当選。以後、2001年10月11日に辞職するまで4期つとめる。
2001年~2013年 福島市市長
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |