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日本人スタッフのつぶやき314ー爆竹・花火売り場

2015-06-16 15:32:34     cri    

 春節(旧正月・2月19日)が近づき、ここ北京の地下鉄では出勤の際に、大きな荷物を背負って汽車の駅に乗り換える人を多く見るようになりました。故郷に帰って家族と過ごすのでしょう。皆さんとても晴れ晴れとした顔をしていました。

 さて、中国の春節のイベントというと思い浮かぶのが、各お寺などで開かれる縁日のような「廟会」と、到るところで聞こえる爆音、そう爆竹です。

 北京では5環路と呼ばれる環状道路の内側では普段は爆竹を鳴らしたり花火を打ち上げたりすることが禁止されています。ですが、春節となると話は別。旧暦の大みそかから元宵節までの16日間(今年は新暦で2月18日~3月5日)はこれらが許可されます。

 そして、それに合わせて爆竹や花火自体の販売期間も決められていて、今年は春節の5日前から11日間に限られています。

 と、これらは数日前に調べて得た知識で、私が北京に留学で来ていた10数年前は、北京市内ほぼ全域で使用が禁止されていたため、爆竹や花火を売っているのを見たことがありませんでした。

 最近の爆竹・花火の販売事情を知らなかった1週間ほど前の私が花火売り場の小屋を初めて見たときはビックリしました。

 何に驚いたかというと、普段通っている道路上に一晩にしてその小屋が設置されたことと、しかも(場所によっては)立ち入りを禁じる「警察」「POLICE」の文字が入ったテープが回りに張られていたことです。


事件現場?

 初めは「違法の販売小屋が一晩のうちに建てられ、その晩に警察に押収された」と思っていたのですが、16日現在、元気に営業しています。その売り場に書かれた企業名をネットで検索すると最大手の花火類販売業者でした。。。

 さて、違法なお店じゃないと分かったことですし、中国の爆竹・花火をじっくりと見たことも無かったので訪れてみました。

 手前にはバラ売りの花火や爆竹が並べられていますが、奥には巨大な花火(や花火セット)が置かれています。これら巨大花火の名称には、新年を祝う言葉が付けられたものの他に、昨年北京で開催された「APEC」や、人気テレビ番組「爸爸去哪儿」の文字を冠したタイムリーなものもあり、人気を集めているようでした。


爆竹

 爆竹は、500回鳴るものから、なんと10000回鳴るものまで並べられています。また、音だけでなく、カラフルなものもあると紹介してくれました。

 爆竹というとやんちゃな子供が遊ぶものというイメージしかない私は、まだまだ爆音でお祝いをするという風習に慣れていませんが、部屋で爆音を聞いてイライラするより、実際に外に出てそれらを実際に鳴らしている人たちの表情を見て、中国の方々がどのような気持ちで爆竹を鳴らしているのか考えてみたいと思います。でも、春節当日から3日間連続で出勤なので深夜の爆竹は止めてほしいけど…ムリかな。(注:北京市では、爆竹を鳴らしていい期間以外に、時間も朝7時から夜24時までと規定はしています。(小山芳徳)


「工事現場付近爆竹禁止」の標識

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