5月の北京は、緑の季節。
すでに連日30度を超える北京では、新緑薫る初夏というよりも本格的な夏。
花壇の色とりどりのバラの花もピークを過ぎ、勢いよく枝を伸ばす街路樹の葉の緑色が、街の主役。
環境問題が深刻ゆえにその対策にも力が入る北京。
緑色出行、緑色食品、緑色飯店などなど、言葉の中にも緑が溢れている。
「緑色」は、「エコ」だったり、環境に優しい、環境に配慮した、という意味で使われることが多い。中には、有機や無農薬と言った意味合いで使われることもある。
先日は、空港のタクシー乗り場で「緑色通道」なる単語を見つけた。
時間の節約: 特別ルート 速やかに空港を離れることができる
お金の節約: 相乗り部分の料金は60%
環境保護: スモッグ削減は 先ず自分から
これ、タクシーの相乗りを呼びかけるもの。
時間帯によっては空港のタクシー乗り場は長蛇の列になっていてタクシーに乗るまで1時間以上待たされることもあった。
タクシーの台数を増やすと言うのも解決方法の1つだけど、1台の車に乗る人を増やす=相乗りというのもまた解決方法。
車は増えない訳だから、かなりエコな解決方法。
空港だけでなく、北京市内はタクシーが捕まりにくい。
街中でも相乗り、増えればいいな。
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