大阪府堺市にお住まいの神園和子さん:
都江堰には私も参りました。2千年も前にこんな立派な灌漑工事を行った中国の先人たちの偉大さに感じ入りました。綺麗な水がサラサラと流れておりました。とても静かな水面がキラキラ輝いておりました。あのつり橋はどうなっているのでしょう。
6月30日から都江堰の貴重な文化財の修復が始まりました。あのつり橋について、地震後に被災地で三週間ほど滞在した姜平記者に聞いてみました。確かに地震で都江堰にひどい損傷が出ましたが、あのつり橋はまだ健在だそうです。その上を歩く人もいたようです。
神奈川県川崎市にお住まいの千葉賢一さん:
日本では昨日、岩手・宮城内陸地震が発生し、大変な被害が起きました。死者や負傷者は中国の四川大地震に比べれば少ないですが、天災は予測できないので、どうしようもありません。一日も早い復旧を願うばかりです。最近の日本は今回の地震だけではなく、秋葉原の無差別殺傷事件など、明るい話題がありません。北京オリンピックに向けて盛り上がっていきたいですね。
秋葉原の無差別殺傷事件について、こちらも注目しています。どうも、容疑者の挫折感の積み重ねでこのような行動を導いたようですね。とにかく、そうした行動に至る深層心理を究明して、このようなことが二度と起こらないようにすることが大事ではないかと思います。
千葉県船橋市にお住まいの須藤幹雄さん:
四川大地震のニュースを見ることが少なくなりました。今、日本では隣人殺人事件の方が大きく報道されています。そのうち、四川大地震があったことも多くの人の記憶から薄らいてしまうのではないかと思います。、、、大学入学統一試験で、被災地の学生への優遇措置などはあるのでしょうか。
被災地では、全国統一入試より一ヶ月ほど延期して、7月3日から大学入試が行われました。中国の場合、各大学の各専門はそれぞれの地方の学生募集人数が決まっていて、その枠内で点数の順で採用していますが、今回、地震被災地の出身者の募集人数を増やしたようです。具体的な数字については、大学や専門によって違いますけど、、、
岐阜県美濃加茂市にお住まいの岩田博さん:
仮設住宅の建設も急ピッチで進み、被災された皆さんの顔にもようやく笑顔が戻りつつあるとのこと、この上は一日も早い復興を願ってやみません。今、日本では日本赤十字社をはじめNHKや民間放送、それに各ボランティアが中心となって、四川大地震に対するお見舞いの義捐金の募集を行っておりますので、私もカンパをしました。
岩田さんはじめ日本の皆さんが被災住民を支援してくださっていることに、心から感謝しています。どうもありがとうございました。今、四川では、一ヶ月後までに被災住民全員が入居できるよう、仮設住宅の建設を急ピッチで進めています。また、四川省では3年間かけて、被災地住民の生活を地震前のレベルに戻す目標に向かって、努力しています。
島根県にお住まいの土江邦子さんから:
震災の後、娘が住む横浜にしばらく滞在していました。中華街の中にあるホテルには四川大地震をはじめ、ミャンマー、アフリカ、それぞれ募金箱が置かれていて、心ばかりの募金をさせていただきました。コンビニにもあり、その対応の速さにやっぱり横浜だと感動しました。
土江さんは達筆な筆でお便りをお書きくださいました。パソコンで入力した字がよく見られる今日、その筆で書かれた字を見た瞬間、感心しました。実は、私が今回で一番感じたのは、日本の人たちが国内はもちろんのこと、外国で起きた災害にも関心を持っていることです。CRIのリスナーもそうですが、色々なルートで個人や団体の義捐金が送られてきました。これはまさに、今中国でよく言う「大愛無疆(愛には境がない)」ということですね。
愛知県清須市にお住まいの鈴木英夫さん:
「エンタメキューブ」では台湾の人気歌手が特集されましたね。政治体制が違うそちら中国でも台湾の歌手が広く知られていることにまず驚かされました。北京でも彼女(エルバ・ショウ)のCDは売られているのでしょうか。
番組では北京オリンピックの話題が色々と登場しますね。こちら日本では代表選手の選考が大詰めを迎えています。今年もまたドラマが生まれるのではないかと期待しています。
中国は30年前に「改革開放」政策が実施されてから、大陸以外の文化がどんどん入ってきて、香港や台湾は同じ中国ですからもちろんのこと、アメリカや日本、韓国の音楽やドラマ、映画などのファンも多いです。今、台湾の俳優が大陸に住み、大陸のプロダクションと契約して、活躍するケースが多くなっています。歌手もCDなどを出す場合、大陸の市場を常に考えています。この分野の交流は盛んに行われています。
神奈川県横浜市にお住まいの小野澤栄さん:
短波による日本語放送が縮小されていく今日、各国からの日本語放送ではその国のアナウンサーによる日本語放送が主流となってきていますが、日本語放送に長い歴史を持つ「北京放送」に感心しております。本日の放送では、とくに姜平様の四川大地震被災地のリポートを興味深く拝聴致しました。時間的にも十分な割り当てで、姜平様の丁寧な話ぶりに、その場の状況が目に浮かぶようでした。被災地の子供たちとの交流、なかでも中学生だというヤオ・ランさんとの交流には、非常に心強いものを感じました。また、動物好きの私と妻は臥龍自然保護区でパンダが一頭死亡したニュースを聞いて、大変心を痛めておりましたが、今回のリポートで、現地で再建に向けて努力されている方々のお話を伺い、嬉しく思っております。
日本語部の姜平さんは、3週間ほど被災地に派遣されましたが、被害の実態や被災した人たちの様子をまさに自分の目で見て、自分で体験したことを報告できたわけです。だからこそ、小野沢さんも強く心を動かされたのだと思います。
神奈川県藤沢市にお住まいの加藤信哉さん:
先日、日本選手団の主将と開会式の旗手が発表されました。主将に選ばれたのは柔道の鈴木桂治選手、そして旗手には卓球の福原愛選手が選ばれました。実は以前より、私は旗手はこの福原選手が適任ではないか、と考えていましたので、非常に嬉しく思います。最近のオリンピックの開会式は、参加国数が約200ヶ国に上るため、なかなか旗手の選手が目立つのは難しいと思いますが、福原選手にはぜひ、この大役を無事果たしてほしいものだと、私は大いに期待しております。
福原選手が旗手になっていいですね。あの憎めないあどけない顔、そして、試合の時に見せた意志の強さ、そのギャップが一番かわいいところではないかと思います。中国で卓球の修行をして、中国の人たちにも良く知られている福原選手が、北京オリンピックで旗手になるのですからまさに適任だと思いますね。日本選手団の活躍を期待しましょう。
(整理:東)
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