湖南大学は教育省直属の総合大学です。前身は宋朝の四大著名書院の一つで、太祖開宝9年（紀元976年）に創設された岳麓書院です。1903年に湖南高等学堂に改め、1926年には湖南大学に改名しました。1937年には、当時の国民政府教育省により国立大学になりました。中華人民共和国が成立した後、著名な哲学者で教育家でもある李達氏が新中国成立後初の学長に就任しました。校名は毛沢東主席の筆によるものです。

　大学には30の学院と学部が設けられています。博士学位授与の一級学科が12、博士学位授与の二級学科が69、修士学位授与の学科が171あります。また、国家重点学科の一級学科は2つ、二級学科は14、博士課程修了後研究室は15室あります。学科は哲学、経済学、法学、教育学、文学、歴史学、理学、工学、管理学、医学があります。

　現在、教師と職員は4500人余りいます。そのうち、専任教師は1810人余り、教授と副教授は1030人、中国科学院のアカデミーは2人、工程院のアカデミーは3人、そして中国科学院と工程院両院のアカデミーは8人います。全日制学生は3万人います。そのうち、本科生は2万1600人余り、修士と博士の在学生は8000人近くいます。また、図書館は400万冊の図書を所蔵するほか、中国語と外国語のデータベースを140余り所有しています。さらに、統一検索プラットフォームにより、各データベース間の統一検索ができます。

　現在、湖南大学は国際的に影響力のある総合大学を目指しています。（訳：玉）