東南大学は教育省直属の大学です。有名な歴史文化都市南京に位置し、メインキャンパスは「四牌樓2号」にあります。前身は1902年に創設された三江師範学堂です。1921年近代の有名な教育家郭秉文氏の提唱により、南京高等師範学校を基礎として東南大学を正式に創設しました。当時は、当初国内でわずか2校しかなかった国立総合大学の一つでした。なお、初代学長には郭秉文氏が就任しました。数十人の有名な学者や専門家が集められ、「文学、歴史、哲学の北京大学、科学の東南大学」と呼ばれるほどでした。
その後百年余りを経て、現在は工学を中心に、理学、工学、医学、文学、管理学、芸術学などが学べる総合大学に発展しています。教師と職員は6000人余りおり、そのうち、教授と副教授は1500人余り、博士課程学生の指導教官は300人、中国科学院と中国工程院のアカデミーは8人、国務院学位委員会委員は1人となっています。
また、大学には国家級電工電子基礎課程教学基地、分析テストセンター、電化教育センターなどの教学基地が設立されています。また、インターネットによる遠隔教育システムも確立しており、教学と科学研究の現代化を実現しています。図書館の面積は3万平方メートル余りで、各種図書が227万冊所蔵されています。
現在、40余りの学院や学部があり、全日制学生は2万6000人余りいます。そのうち、研究生は9000人余りです。
東南大学は国際的に影響力のある大学の一つであり、国際交流も日増しに盛んになっています。アメリカ、ドイツ、日本、スイス、オーストラリア、イギリス、フランス、イタリア、カナダ、韓国など30余りの国と地域の100校余りの大学や研究機構と協力協定を結んでいます。
東南大学は、世界に通用する総合大学を目指しています。(訳:玉)
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