
南京師範大学は、「21世紀に100校の大学を重点的にサポートする」という国家プロジェクト「211プロジェクト」の対象校に選ばれています。大学の前身は、1902年に作られた三江師範学校に遡ることができます。その後、両江優級師範学校、南京高等師範学校、東南大学、第四中山大学、江蘇大学、中央大学、南京大学と名前が次々変わりましたが、1952年に、金陵大学と合併して南京師範学院となり、1984年、南京師範大学に改名されました。
現在、文学・歴史学・哲学・教育学・理学・工学・経済学・法律学・管理学・農業学・医学といった学科を備えています。

南京師範大学は、中国の高等師範教育発祥地のひとつです。百年あまりの歩みの中で、著名な教育家である李瑞清や郭秉文、陶行知などが学長を務めました。芸術家の徐悲鴻・張大千・傅抱石なども、ここで教鞭をとったことがあります。現在、大学は、"徳を正し、厚生を重んじる。勤勉かつ柔軟に行動する"を校訓に、良好な学風を作りあげています。
南京師範大学は、「仙林」「随園」「紫金」といった3つのキャンパスがあり、総面積は200万平方メートル、建築総面積は36万5千平方メートルです。大学には、学部が21あり、このほか強化育成部1つ、独立学院2つを有しています。また、在校の教職員は3259人おり、このうち、教授は344人、助教授は747人、講師や研究員は1492人、中国科学院院士は2人います。また、在籍の学部生は20512人、博士は639人、修士は373人います。(続き)(翻訳:任春生)
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