Hondaエコノパワー燃費競技全国大会は1日、日本栃木県保賀郡のツインリンクもてぎにおいて開催されましたが、中国上海の同済大学チームとタイの「A.T.E.school」の二つの海外チームが参加しました。
Hondaエコノパワー燃費競技全国大会は、1リットルのガソリンで何km走ることができるか、燃費の限界にチャレンジする競技会です。
参加者それぞれがアイデアと創造を駆使する知的なモータースポーツとして、1981年に、創始者である本田宗一郎さんの提案により第一回大会が開催され、毎年日本全国各地から高等学校や大学、社会人のチームが参加しています。近年は、限りある資源の有効活用と地球環境保全の高まりや、物造りの大切さと創意工夫を学ぶよい機会として高等学校クラスの参加が増えてきています。
今大会は、創意工夫に満ちた総台数483台がエントリし、各クラスで熱戦が繰り広げられました。海外からは、中国、タイの2カ国から2チームが参加しました。上海の同済大学チームは2000年から毎年参加しています。タイの「A.T.E.school」チームは去年大会ニューチャレンジクラスでの優勝チームでした。
競技は、ツインリンクもてぎのスーパースピードウエイを、規定時間内に規定周回数を走行し、ガソリンの消費量を計測し燃費を算出します。
参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブなどに搭載されているHonda4ストローク50ccがベースとなっています。
グループ?の中学校クラスは、長野県から参加した「篠ノ井西中Creation」が2連覇を達成しました。
グループ?の高等学校クラスは、愛知県から参加の「Aichi名南高校」が優勝しました。グループ?の大学、短大、高専、専門学校クラスは、「金沢工業大学夢公房26」が優勝しました。
グループ?の一般クラスは去年に引き続き水曜クラブが2.537.866km/Lの記録でクラス優勝すると同時に、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる最優秀賞"本田宗一郎杯"を受賞しました。
ニューチャレンジクラスでは、タイが参加した「A.T.E.school」が2,270.969km/Lを記録し、去年に引き続きクラス優勝しました。上海同済大学チームは途中車両が故障し、中止をせざるを得なくなりました。
2人乗りクラスでは、「茨城県立日立工業高等学校B」がクラス初の1,000km/Lを突破し優勝に輝きました。
なお、今年11月中旬に中国の上海で中国初のHondaエコノパワー燃費競技全国大会が開催される計画となっています。
撮影:kokusei
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