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蘇有朋(アレック・スー)

2016-12-14 16:03:42     cri    

 蘇有朋(アレック・スー)は台湾出身の43歳。高校生の頃、吳奇隆(ニッキー・ウー)、陳志朋(ベニー・チェン)と共に「台湾版少年隊」とも言われる「小虎隊(リトル・タイガーズ)」を結成し、一躍人気アイドルになります。グループの中では「乖乖虎(お利口な虎)」というあだ名を付けられ、その名のとおり、可愛くて大人しい男の子としてファンに愛されました。

 小虎隊は1989年1月1日にアイドルユニットとしてデビュー。デビュー曲は少年隊の「What's your name?」のカバー。以降、長渕剛の「赤とんぼ」を中国語でカバーしたことでも有名で、たった数年で中華圏で一世を風靡するアイドルユニットにまで成長しました。1992年にメンバーの兵役に伴って小虎隊が活動を休止すると、アレックは同年、歌手としてソロデビュー。90年代に数多くのヒットを飛ばしており、ジミー・リン(林志穎)、ニッキー・ウー(呉奇隆)、金城武とともに「台湾四小天王」と呼ばれ大活躍しました。2000年には福山雅治の「桜坂」を中国語でカバーしています。

 俳優としてのデビューは1997年のこと。デビュー作は、趙薇(ヴィッキー・チャオ)や範氷氷(ファン・ビンビン)、林心如(ルビー・リン)らを一気にスターダムにのし上げたドラマの話題作『還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜』。主演の永琪役を担当したことで、俳優としての注目を集めました。以降、ドラマを中心に活躍するようになり、『還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜』の続編『還珠格格2』をはじめ、『絶代双驕』、『少年張三豊』、『倚天屠龍記』、『天龍八部』など、時代劇アクションで次々と主役を演じます。

 近年はさらに活躍の場を広げ、2015年に映画「左耳(The Left Ear)」で監督デビューを果たしました。人気作家・饒雪漫の同名小説を原作とするこの映画は、陳都霊(チェン・ドゥーリン)や欧豪(オー・ハオ)といった初々しい顔ぶれを起用した青春ストーリーで、初動記録は2億元(約38億円)を記録しました。監督としての手腕も好評で、2作目を発表するに至ります。

 監督作品第2弾はこの9月にクランクアップを発表した『嫌疑人X的献身』。これは、日本の推理作家、東野圭吾の人気シリーズ『容疑者Xの献身』の中国版リメイクで、アレックにとって初めてのミステリー作品となります。キャスティングやストーリーなどは一切発表されていませんが、東野圭吾の作品が中国で登場するのも初めてということで、大きく期待されています。

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