会員登録

陳沖(ジョアン・チェン)

2016-08-01 10:40:13     cri    

 1961年、上海の学者の家庭に生まれた陳沖(ジョアン・チェン)は幼いころにピアノとアコーディオンを習得。中学時代は学校の劇団に入り、様々な舞台で活躍しました。1975年、上海で映画関係の専門学校に通っていた14歳の時に映画女優としてデビュー。上海外国語大学英語学科在学中の1980年には映画『戦場の花(原題:小花)』のヒロインに抜擢され、運命に翻弄されながらもたくましく生きていこうとする女の子を好演。この作品で高い評価を得た彼女は、中国映画界の超新星と称され、百花奨最優秀主演女優賞を受賞。同作品で、当時のユーゴスラビア国際映画祭でも最優秀主演女優賞を獲得し、国際的に名前が知られるようになりました。

 20歳でアメリカ合衆国に渡り、1981年からカリフォルニア州立大学ノースリッジ校に入学して映画制作を専攻。中国人女優がハリウッドの映画やテレビドラマで活躍したのは、ジョアンが初といえるでしょう。1987年に『ラスト・エンペラー』で皇后婉容を演じたことによってさらに国際的な注目を集めた彼女は、アジア系俳優として初めて、アカデミー賞授与式のプレゼンターをジョン・ローンとともに務めるという歴史的な瞬間を刻みました。

 この頃、ジョアンは1988年に米国の市民権を獲得、1992年には中国系米国人の医師と結婚し、その後、娘2人をもうけています。

 1994年の『赤い薔薇 白い薔薇』をきっかけに、中華圏に復帰。この『赤い薔薇 白い薔薇』と2007年の『ホーム・ソング・ストーリーズ〜僕の母の物語〜』によって、金馬奨最優秀主演女優賞を2度手にしました。

 また、ジョアンは中国人初の米アカデミー会員としても知られており、女優としてだけではなく、監督としても活動し、1998年には監督デビュー作品『シュウシュウの季節』で金馬奨の最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞。

 近年は米国ドラマでも活躍し、HBOドラマ『Serangoon Road』やNetflix配信ドラマ「マルコ・ポーロ/Marco Polo」などでいずれも重要な役を担当し、ドラマファンの間でも注目されるようになりました。

 【主な出演映画】

 1980年 戦場の花(原題:小花)

 1987年 ラストエンペラー(原題:The Last Emperor)

 1991年 抱きしめたいから(原題:Turtle Beach)

 1993年 天と地(原題:Heaven & Earth)

 1994年 赤い薔薇 白い薔薇(原題:紅玫瑰白玫瑰)

 1999年 パープルストーム(原題:紫雨風暴)

 2004年 ジャスミンの花開く(原題:茉莉花開)

 2005年 胡同のひまわり(原題:向日葵)

 2007年 ホーム・ソング・ストーリーズ〜僕の母の物語〜(原題:The Home Song Stories)

 2007年 ラスト、コーション(原題:色・戒)

 2007年 陽もまた昇る(原題:太陽照常昇起)

 2008年 四川のうた(原題:二十四城記)

 2011年 1911(原題:辛亥革命)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS