会員登録

2015年12月の新作情報

2015-12-07 20:12:05     cri    

 ~ひとくちメモ~

 12月は中国映画の新作が市場を独占する1カ月で、例年通りコメディとアクション作が中心になります。

 陸川(ルー・チュアン)監督の新作『九層妖塔(Chronicles of the Ghostly Tribe)』に続き、盗掘や探険をテーマとしたベストセラー小説『鬼吹灯』を原作とした、もう1本の作品『尋龍訣(The Ghouls)』が完成。これは、同小説シリーズの第4部を原案に制作したもので、メガホンをとるのは、『画皮2 ~真実の愛~』(2012)や『刀見笑』(2010)で知られるモンゴル族出身の鳥爾善(ウー・アルシャン)監督。陳坤(チェン・クン)、黄渤(ホァン・ボー)、舒淇(スー・チー)、楊頴(アンジェラ・ベイビー)、夏雨(シャー・ユー)といった豪華キャス陣も話題を呼びました。中国公開に先立ち、今年5月に開催されたカンヌ国際映画祭に出品されました。

 2015年の成龍(ジャッキー・チェン)映画『SKIPTRACE/絶地逃亡』は12月24日に国内公開が決定。制作費3億元(約52億5千万円)を投じたこの作品は米中合作で、今年2月に公開された『ドラゴン・ブレイド(原題:天将雄師)』以来、10カ月ぶりとなるジャッキー・チェン主演作。『ダイ・ハード2』、『ディープ・ブルー』のレニー・ハーリン監督がメガホンをとり、ジャッキーは10数年にわたって大物マフィアを追い続ける警官を熱演しています。『新宿インシデント』でも共演した人気女優の範氷氷(ファン・ビンビン)が今回、ジャッキーの姪役で出演し、ジャッキーとは3度目の共演を実現。米俳優ジョニー・ノックスビルはジャッキーの相棒役として出演。10年の『ベスト・キッド』以来、ジャッキー・チェンの5年ぶりのハリウッド復帰作としても期待されています。

 2014年第27回東京国際映画祭「アジアの風」部門に出品された張秉堅(チャン・ビンジエン)監督の『北北東(原題:東北偏北)』が12月11日に一般公開が決定。ヒッチコック監督の名作『北北西に進路を取れ』を連想させるタイトルでまず注目される存在に。内容は全く違うもので、70年代に北京を騒然とさせた「わいせつ事件」をもとに作ったブラックコメディ。主演は班賛(バン・ザン)と李滨(リー・ビン)。

 数々の名作を送り出し、人気監督として知られる馮小剛(フォン・シャオガン)が久々に俳優活動を再開。制作当初から注目を浴びた主演作『老炮兒(Mr. Six)』が12月24日に全国公開が決定。今年の第72回ベネチア国際映画祭でクロージングフィルムに選ばれ、審査員から絶賛されたこの作品は『青春の約束(原題:頭髪乱了)』や『闘牛/Cow』の管虎(グワン・フー)監督の最新作。北京を舞台にした「北京色」の強い作品で、馮小剛(フォン・シャオガン)が率直で世話好きな元チンピラの「六爺」役を演じており、息子と現役チンピラの紛争に巻き込まれたことで、時代の変化に戸惑いを覚えながら自分を見直す物語となっています。馮小剛(フォン・シャオガン)はこの作品で見せた自然体の演技で今年の台湾版アカデミー賞・金馬奨で最優秀主演男優賞を見事に受賞。共演は張涵予(チャン・ハンユー)、李易峰 (リー・イーフォン)、許晴 (シュー・チン)、呉亦凡(クリス・ウー)など。

 洋画の注目作は2年越しに中国公開を果たした2013年の伝記アクション映画『ラッシュ/プライドと友情(中国題:極速風流)』。1976年のF1、当時のジェームス・ハントとニキ・ラウダのライバル関係を臨場感あふれるレースシーンと共に描いたもので、監督は、『ビューティフル・マインド』などの名匠、ロン・ハワード。陽気なハントをクリス・ヘムズワース、冷静沈着なラウダをダニエル・ブリュールが演じています。日本公開は2014年2月7日。

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS