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2015年11月の新作情報

2015-11-09 15:41:43     cri    

 ~ひとくちメモ~

 年末に近づき、中国映画は文芸作品やドラマが中心で、落ち着いた動きを見せる1ヶ月になるでしょう。一方で、洋画の注目作が目白押しで、中韓合作も数多く公開される予定です。

 中国映画の一押しは、第51届金馬奨で最優主演男優賞と新人監督賞の2冠に輝いた『一個勺子(A Fool)』。主演の一人、王学兵(ワン・シュエビン)の薬物騒動に揺れ、年初から何度も公開を見送られた結果、ついに11月22日の公開が決定!これは、大陸の人気俳優、陳建斌(チェン・ジェンビン)の監督デビュー作で、自ら主演と脚本も担当しています。中国の小説『奔跑的月光』が原作で、ジェンビン演じる農民の男性が知的障害者、勺子の肉親を捜すために奔走する物語です。共演は監督の妻で女優の蒋勤勤(ジアン・チンチン)と、若手俳優の金世佳(ジン・シージャー)。ワン・シュエビンは主演の1人ながらも、出演シーンを大幅に削除され、顔が分かる場面は15分程度となっているそうです。

 もう1本お勧めの中国映画は、「ラブコメの女王」白百何(フェイ・バイ=バイ・バイハー)主演の青春映画『陪安東尼度過漫長歳月(Les Aventures d'Anthony)』。癒し系小説家アントニー(安東尼)が、20-23歳の自らの人生をもとに日常の1コマから旅の見聞、人生、命への思いをつづったエッセイ風小説『安東尼と一緒に長い歳月を過ごす』が原作。登場人物に共感しながら、中国の若者の生き様が分かる1本になります。監督は陳嘉上(ゴードン・チャン)とのコンビで知られる秦小珍(ジャネット・チュン)。プロデューサーは中国のトップ女優、周迅(ジョウ・シュン)が務めていることでも話題となりました。

 中韓合作として注目を集めているのは、韓国の人気女優、ソン・イェジンと台湾のイケメン俳優、陳柏霖(チェン・ボーリン)が主演する『悪い奴は必ず死ぬ(中国題:壊蛋必須死)』。中国人の若い男性とその友人たちが、チェジュドでミステリアスな韓国女性に出会い、繰り広げられる物語を描いたアクションブラックコメディ。ソン・イェジンが1年ぶりに銀幕復帰するとともに、中国進出も果たしたことで韓国でも注目されています。12月に韓国での公開も決定したということです。

 洋画では『007 スペクター(中国題:007:幽灵党)』と『オデッセイ(中国題:火星救援)』を筆頭に、大混戦が見込まれています。

 『007 スペクター(中国題:007:幽灵党)』は『007』シリーズの24作目。主演のジェームズ・ボンド役は4度目となるダニエル・クレイグで、監督も『007 スカイフォール』(2012)のサム・メンデスを続投。ボンドの隠された過去を描くと共に、シリーズ過去作にも幾度となく登場した悪の組織「スペクター」の首領・オーベルハウザー(クリストフ・ワルツ)との対決を描く作品です。日本全国公開は12月4日。

 人気俳優マット・デイモン主演のSF映画『オデッセイ(中国題:火星救援)』は、アンディ・ウィアーの小説『火星の人』が原作。監督は『エイリアン』や『ブレードランナー』で知られるリドリー・スコットです。一人取り残されてしまった宇宙飛行士のマークが、残されたわずかな物資を使って必死に生き延びようとする姿を描いたもので、火星でサバイバルに挑むマット・デイモンの迫真の演技も見逃せません。日本公開は来年2月に予定されています。

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