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2015年10月の新作情報

2015-10-22 22:53:08     cri    

 ~ひとくちメモ~

 中秋節に国慶節連休、10月上旬には新作が目白押し!国際的に注目された中国映画が相次いで国内公開。

 そんな中、日本の動画サイト「niconico」でも配信された『南京!南京!』で知られる陸川(ルー・チュアン)監督の新作『九層妖塔(Chronicles of the Ghostly Tribe)』が注目されています。『南京!南京!』と打って変わり、新作はファンタジーアドベンチャーに挑戦。原作は、墓の盗掘や宝探しをテーマとした天下霸唱のベストセラー小説『鬼吹灯』シリーズの第1部。冒険の旅に出かけた考古隊員がミステリアスな生物に遭遇する物語を描き、主演は趙又廷(マーク・チャオ)と姚晨(ヤオ・チェン)。この2人は陳凱歌(チェン・カイコー)監督の『捜索(Caught in the Web)』以来、2度目の競演を果たしました。

 もう1本お勧めの中国映画は、第27回東京国際映画祭コンペティション部門の出品作『僕たちの家(うち)に帰ろう(原題:家在水草豊茂的地方)』。古代シルクロードの一部として繁栄していた中国北西部の河西回廊を舞台に、少数民族ユグル族の幼い兄弟の旅を描いた作品で、放牧で生計を立てる兄弟がラクダに乗って両親に会いに行く姿を通し、少数民族とその文化への思いと、経済成長を遂げている中国社会が抱える問題を映し出しています。監督は中国の新鋭、李叡珺(リー・ルイジュン)。日本では8月29日から全国順次公開中。

 今年第68回カンヌ国際映画祭コンぺ部門に出品された賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の『山河故人(Mountains May Depart)』は10月30日に公開予定。これは1999年・2014年・2025年の三つの時代にわたって、山西省の女教師と彼女に恋する二人の男の葛藤を描くもので、25年間に渡った3人の人生を通して中国社会の変化を描き出しています。製作陣が日本のオフィス北野ということで、中日合作とも言える作品かもしれません。

 一方で、『STAND BY ME ドラえもん』に続き、今年2本目の日本映画が中国公開決定!10月23日から全国公開が決まった『名探偵コナン 業火の向日葵(中国題:名偵探柯南:業火的向日葵)』。今年7月、同シリーズのテレビアニメが中国の動画配信サイトで、日本放送の約2時間後に中国語字幕版で配信されることになった動きもあり、中国での人気振りが垣間見えることでしょう。同シリーズの劇場版として中国で公開されるのは今回が2回目。9月3日に行われた「抗日戦争勝利70周年軍事パレード」が注目を集め、中国で抗日ドラマがこぞって放送されるなか、映画館での日本映画の上映成績が気になります。

 洋画の注目作はアニメが中心で、まずは日本で7月18日に公開された米国の3Dアニメ映画『インサイド・ヘッド(中国題:頭脳特工隊)』。これは人間の感情を題材としたアニメ映画で、娘の成長や感情の変化に戸惑うピート・ドクター監督の自身の気持ちがこの作品を作るきっかけになったということです。一方、フランスのアニメ映画『リトルプリンス 星の王子さまと私(中国題:小王子)』が10月16日に全国公開。フランスの小説家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作『星の王子さま』をアニメ映画化したもので、監督は『カンフー・パンダ』のマーク・オズボーン。日本では2015年11月に公開予定。

 

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