李健（リー・ジェン）

　李健（リー・ジェン）はハルビン出身の41歳。2001年、中国の名門校・清華大学出身の男性デュオ・水木年華（スイムーニェンファー）のボーカルとしてデビューし、その2年後ソロ活動をスタート。名門出身者といったインテリジェンスを感じさせる澄んだ歌声が魅力的で、ロマンチックでノスタルジックなフォーク・ソングを中心にリリースしてきました。

　2010年、中華圏の歌姫・王菲（フェイ・ウォン）がCCTVの年越し番組で彼の「伝奇（レジェンド）」という曲をカバーし、そのきっかけで、原作者について問い合わせが放送局に殺到し、李健（リー・ジェン）という名前もすぐさま全国的に知られるようになりました。

　これまで通算6枚のソロアルバムを発表しており、郷愁系フォークソングを中心にしたシンガーソングライターとして中華圏音楽シーンで独特な存在となっています。

　今年1月、李健（リー・ジェン）は人気音楽番組『我是歌手（Ｉ ＡＭ Ａ ＳＩＮＧＥＲ）』シーズン4に出演し、準優勝を獲得して再び注目を集めています。

　7月には、呉宇森（ジョン・ウー）監督の最新作『太平輪・彼岸（The Crossing : Part 2）』のキャンペーンソングとして、彼が歌詞を書き下ろした「仮如愛有天意（LOVE IS FATE）」が決定しました。

【主なアルバム】

2003年　『似水流年』
2005年　『為你而来』
2007年　『想念你』
2008年　『寂寞星空•見歌』
2009年　『音乐傲骨』
2013年　『李健拾光』

～おすすめ～

「仮如愛有天意（LOVE IS FATE）」

呉宇森（ジョン・ウー）監督最新作『太平輪・彼岸（The Crossing : Part 2）』のキャンペーンソング

空の彼方にあの星が見えてきた頃

僕は思いを寄せ始めた

幾多の心よ　ただ遠くから見守っているだけ

水面に溢れる月光のように

若き頃の僕らはいつも

愛し合う人と永遠を信じていた

愛が深く滲んだら

風の嘆きも聞こえなくなるだろう

愛って何だろう

儚い出会いよ　なかなか忘れられない

一生の時間をかけても

忘れることさえできない

（彼はまだ生きてるってそう信じている）

（彼はそう言った）

（人は生きたけりゃ）

（生きていけるの）

（俺が死んだって彼女はそう思ってるかも）

（違う）

（この曲から感じられるの）

（彼女はずっと君のことを待ってるって）

今の僕と君はどこにいるだろう

周りの人々と同じように生きてる

何も心配のない僕だから

君も同じ温もりに包まれればいい

戸惑った時には

人だかりから君の姿が見えたように

ぼんやりと浮かんでくる君は

一瞬にして消え去る

儚い出会いよ　なかなか忘れられない

戸惑った時には

人だかりから君の姿が見えたように

ぼんやりと浮かんでくる君は

一瞬にして消え去る

空の彼方にあの星が見えてきた頃

僕は思いを寄せ始めた

幾多の心よ　一生　帰る場所がなくなった

知らず知らず運命が動き始めた

月光は顔をそっとなでる春風のように