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中国人民銀総裁、中国の金融リスクは制御可能

2018-04-22 13:17:55     cri    

 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は21日、ワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際通貨金融委員会(IMFC)の第37回閣僚級会議で「中国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は良好で、金融リスクを予防する政策は十分である」と示しました。

 易総裁はまた、「2017年、中国非金融部門の負債比率は若干上昇した一方、企業部門の負債比率はやや減少するとともに、金融部門のレバレッジ比率は抑えられている。中国は金融業の改革開放の推進を続け、市場参入制限を緩和し、より良好な投資環境を作り上げ、知的所有権の保護を強めて輸入を拡大する方針だ」と明らかにしました。

 さらに貿易摩擦については「各側が多国間協力と政策の調整を提唱し、開放とルールを基とする多国間貿易システムを保つべきだ。また、このシステムを生かして、貿易摩擦を解決し、世界貿易と投資の一体化を後押ししなくてはならない。このほか、各経済体は協力を通じて、金融改革を推し進め、国際通貨システムの安定性を向上させる必要がある」との立場を示しました。

 また、易総裁は「中国はマルチラテラリズム(多国間主義)を堅持し、世界貿易機関(WTO)の枠組み内で、ルールを基礎とする開放的で多国的な貿易システムを支持し、各側との協力を強めていく」という決意を示しました。(殷、星) 

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