空手演武
4月20日に日本航空(JAL)の天津~名古屋線が就航20周年を迎えるに当たって、19日と20日の両日、天津市内と天津濱海国際空港で記念イベントが行われました。
20日当日は空港セレモニーが行われ、この日の搭乗客は記念カードと天津甘栗をセットにした記念品を受け取り、スタッフたちが持った横断幕に見送られながら、日本へと飛び立ちました。
セレモニーでは、搭乗口付近でJAL社の植木義晴代表取締役会長と天津濱海国際空港の邢東方副総経理を初めとする代表者によるテープカットが行われたほか、当便を操縦する機長や歴代の制服を着用した客室乗務員に囲まれ、記念撮影を楽しむ乗客の姿で賑わいました。
また、その前日の19日には市内のホテルで記念レセプションが開かれ、JAL社員による歴代制服ファッションショーや、武道空手・今井道場の今井実師範とJAL社員による空手演武などのアトラクションが、和やかな雰囲気の中で行われました。
レセプションに出席した天津濱海国際空港の徐煥然副総経理は挨拶の中で、「日本航空は高品質なサービスと到着時間の正確性でお客様から良い印象をもたれている」と評価した上で、「これまでの20年間で本路線は旅客95万5100人、貨物・郵便物3万8300トンを輸送し、離着陸便数は1万1600便に及んだ。天津と名古屋を結ぶ架け橋として、両都市の友好関係に貢献してきた」と紹介しました。
同じく挨拶に立った植木会長は、「中国と日本は『一衣帯水』の隣国である。国際情勢がいかに変わろうとも、日中関係が両国にとって最も重要な2国間関係の1つであることに変わりはない。今後も両国間の絆がさらに深まるよう、様々な取り組みにチャレンジしていきたい」とした上で、中国で初めて飛行機を飛ばした日本の航空会社として今後も引き続き、両国の関係増進や両国間の人と物の流れの促進に努めていきたいとの意気込みを語りました。
1980年代、天津市が中国第一陣の沿海開放都市に指定されたことをきっかけに、多くの日系企業が天津へと進出してきました。これによって、JAL社の天津路線は北京、上海、大連に継ぐ中国第4の目的地として開設されました。
なお、今回の20周年に合わせて、同社は週末運賃の特別価格キャンペーンや天津にある日本人学校の生徒を対象とする割引価格の提供などを実施しています。(取材・撮影:洋)
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