英連邦首脳会議に出席した代表らは20日、チャールズ皇太子が次期英連邦元首に着任することを批准しました。

　英連邦首脳会議はこの日の声明で、チャールズ皇太子の次期英連邦元首への着任を発表するとともに、現元首であるエリザベス2世女王がこれまでリーダーとして果たしてきた役割を承認しました。チャールズ皇太子の具体的な着任日は公表されていません。

　これを受けて英国のテリーザ・メイ首相は同日、メディアに対し、「チャールズ皇太子の着任は妥当なものだ。彼は過去40年間、英連邦を支えてきた」と評価しました。

　英連邦には53の加盟国があり、その多くが英国の元殖民地あるいは従属国です。英連邦首脳会議は19日にロンドンのバッキンガム宮殿で開幕し、エリザベス2世女王は開幕式の場で、長男のチャールズ皇太子に後任を受け継いでもらいたい意向を示しました。

（怡康、謙）