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世界農業遺産に中国から4地域が新たに登録

2018-04-21 13:42:50     cri    

 国連食糧農業機関(FAO)が19日にローマ本部で開催した世界農業遺産(GIAHS)国際フォーラムにおいて、中国で伝統農業を営む4つの地域が、世界農業遺産に正式に登録されました。

 これにより、世界農業遺産に登録された20カ国50地域のうち、中国が15地域となり、登録件数とその多様さで、いずれも世界一となっています。

 今回登録されたのは、中国、スペイン、韓国、メキシコ、日本などの国の伝統農業を営む13地域で、中国からは農林牧の複合農業を行う甘粛省甘南チベット族自治州迭部県のザガナや、棚田のある南部山間部など、4つの地域が登録されました。

 これを受けて、中国農業農村部の張桃林副部長はフォーラムでの基調演説の中で、「中国政府は農耕文明の保護と継承を重要視しており、伝統農業の粋を汲み取った上で、農業の現代化と持続的な発展を推進している。今後も引き続き農業遺産の保護に力を入れると同時に、農村振興戦略の実施を促進していきたい」と語りました。

 なお、世界農業遺産(GIAHS)は国連食糧農業機関(FAO)が実施する認定制度で、次世代へ引き継がれるべき持続可能な農業や生物多様性に恵まれた地域を守ることをその主旨としています。

(非、謙)

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