国家文物局は20日、国外盗難文化財データベースを正式に発表しました。このデータベースの運用は、国外で盗難被害に遭った文化財が中国国内で流通することを防ぎ、法執行機構のさらなる情報化、および一般大衆と各専門家の法律意識の向上とリスクの低減に繋がります。
国家文物局は2008年以降、エクアドル、イラク、ペルーなどの国から38回にわたって通達された6900点余りの盗難文化財の情報を発表してきました。今回発表されたデータベースでは、これらの内容に加え、他国から通達された情報が随時更新されていきます。
この30年間で、文化財に関する国際交流活動は日増しに活発になり、文明の多元化と多様性ある発展を促進し、異なる民族間の理解と交流の増進に貢献してきました。しかし一方で、文化財の破壊や損失もまた増えており、国際社会全体が直面する深刻な問題となっています。(怡康、謙)
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