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習主席「海南省全域を自由貿易試験区に」

2018-04-13 21:17:09     cri    

 習近平中国共産党中央総書記、国家主席、中央軍事委員会主席は13日、海南省で「中国共産党中央は、海南省全域を自由貿易試験区とすることを支持する。海南省を中国の特色ある貿易港とするように模索し、じっくり進行させ、自由貿易港の政策や制度を段階的に確立していく」と発表しました。

 習主席は、海南省経済特区設立30周年記念大会で「海南省は、中国の新時代で改革開放を浸透させる上で、新たな模範になるようにするべきだ。供給側の構造改革を主軸に、自由貿易試験区と中国の特色ある自由貿易港を建設し、全面的に改革開放を進めるエリア、国家生態文明のエリア、国際観光消費センター、国の重大な戦略のサービス保障エリアを作り上げていく」と期待を示しました。

 習主席はまた、「海南省が、都市と農村の融合発展や人材、税制や金融、所得の分配、国有企業などの分野で、メカニズムや体制の改革を加速させること、また国際エネルギーや海上輸送、大口商品、財産権、株、二酸化炭素排出権などの取引所を設立することを支持する。新たな情報技術産業やデータ経済を積極的に発展させ、インターネット、物流網、ビッグデータ、衛星ナビゲータ、人工知能などを実体経済に深く融合させていく。そして、重要な研究事業のインフラを整え、空間技術やイノベーション戦略の場を作り、オフショアイノベーションの模範エリアとしていく」との指示を下しました。

 習主席は、さらに「海南省が国家生態文明のエリアを建設することを支持する。高規格な生態環境保護制度の実施、現代的な生態環境や資源保護の監督・管理システムの確立、国家熱帯現代農業基地の設立、海洋資源の開発力の引き上げ、現代化海洋牧場の建設、深海の科学技術研究の強化を進めていく」と強調しました。

 習主席はまた「外国や香港、マカオ、台湾の技術者に対し、規定により海南省での就労や永久居留を認める。また中国で大学院を卒業したか、それ以上の学歴を持つ外国人の海南省での就労や創業を認める」とも述べています。(藍、森)

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