中国政府がレバノンにいるシリア難民を支援するため、国連児童基金（ユニセフ）へ資金を援助するプロジェクトが完了し、関連文書の調印式が12日、ユニセフのレバノン駐在事務所で行われました。

　調印式に出席したユニセフのレバノン駐在代表のタニヤ氏は「中国側による100万ドルの資金援助により、8万人余りのシリア難民の子どもが文房具や冬用の衣料品をもらった」と明らかにしました。そして「今後も中国政府と協力し、人道主義事業を推進していきたい」と述べました。

　2011年3月にシリア危機が発生して以来、レバノンにいるシリア難民の子どもが増え、レバノンの教育、医療に大きな負担をもたらしています。子どもを含むシリア難民を支援するため、中国政府は2017年2月にユニセフと資金援助の提供に関する文書を締結しました。（鵬、星）