世界貿易機関(WTO)は12日に発表した報告書で、中国の経済改革は世界貿易に良い影響を与えていると評価しました。また、今年の世界の貿易額は4.4%伸びるものの、一部の経済体による貿易摩擦がエスカレートする可能性があり、世界の貿易の不確定性が増大すると予測しています。
報告書は、中国経済について「中国の経済構造改革は世界の貿易にプラスになる。中国経済は投資依存型から消費依存型へと転換している。長期的にみれば、より強い持続可能な経済成長にプラスとなり、貿易の成長も支えていくだろう」と予想しています。
また、今年の世界の貿易額伸び率の見通しについては、3.2%から4.4%へと大幅に上方修正した上で、2019年の貿易は4.0%伸びると予測しています。さらに「今年の世界の貿易額の伸びは3.1%から5.5%までの間にある。貿易制限措置などの要因によって、貿易額の伸びが著しく下がる可能性がある」との見方を示しています。(鵬、星)
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