国家統計局は12日、中国経済の成長率に関するデータを発表しました。2013年から2016年にかけてのグローバル経済の成長率は、中国経済による影響を除くと0.6ポイント下がり、その変動幅は5.2％に上るとのことです。そしてこの4年間で、グローバル経済全体における中国の国内総生産（GDP）が占める割合は、12.5％から14.8％へ上昇しました。そしてこの間、中国経済の成長率の変動幅はわずか1.1％にとどまり、米国やユーロ圏、日本の経済と比べて安定していることがわかります。

　また、グローバル経済の中で中国経済が占める割合は、去年は15.3％に上ったと見られ、世界の経済成長への中国の貢献率は34％に及ぶとのことです。

　こうしたデータに対して、国家統計局は「中国経済の安定成長は、グローバル経済のリスク軽減に大きく役立っている。安定した成長ぶりを見せている中国経済は、グローバル経済の回復を強く後押しし、貿易の発展を促して、世界各国にこれまでにない発展のチャンスをもたらしている」と分析しました。（洋、森）