20180412news2
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李克強総理は、10日から11日にかけて上海を視察しました。
李総理はまず、自由貿易試験区を訪れ、改革開放の面で模索し、進展を収めたことを評価しました。「改革を着実に推進し、開放を拡大して、ビジネス環境の改善や取引コストの削減に努め、より大きな成果を収めて、市場に活力を、市民に便利をもたらすように」との期待を寄せました。
また李総理は、外資系の製薬会社である上海羅氏製薬会社/ロシュを訪れ、抗がん剤に適用されている基準や値下げの可能性について質問しました。「開放拡大は発展につながり、また暮らしも便利になる。がんは健康を最も脅かす存在であり、各国で協力して取り組むべきだ。この点で中国は大変需要が大きい。われわれは様々な措置を講じて、逼迫している抗がん剤の供給を増やし、患者の負担を軽減させていく。薄利多売として、患者とメーカーが共にプラスになるようにしたい」と述べました。
また李総理は、世界で港湾の建設事業に携わる上海振華重工公司を訪れ、中国のハイレベルな製造とサービスを結びつけて、国際競争の中でより良い業績を上げるようにと述べました。
そして李総理は、オンラインの導入に力を入れている華山病院を視察し、リモート診療システムを通じて青海省果洛、雲南省騰沖、新疆ウイグル自治区カシュガルの医療関係者と言葉を交わしました。「中西部地域は、貧困な農村部などで良質な医療資源が乏しい。これらの地域で病院の検査施設の改善を続けていくと共に、『インターネット+医療』を積極的に展開し、医療資源の潜在力を発掘しなければならない」と述べました。
また、李総理はイノベーション企業や業務スペースが揃った「長陽創谷」を訪れ、実業家などと交流しました。(玉華、森)
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