ボアオ・アジアフォーラム2018年次総会が8日から海南省ボアオで開幕しました。10日午前の開幕式で行われた習近平国家主席の基調講演に対して、出席した日本のメディア関係者が「改革開放継続への決心が示された」と評価しています。
朝日放送グループホールディングスの沖中進社長
朝日放送グループホールディングスの沖中進社長は、「中国は、40年間続いている改革開放の成果により、世界トップレベルの国になった。習主席の講演から、このことに対する自負を感じた。保護主義が台頭する今、習主席は改革開放の重要性を示し、その継続を強調している。私たちも中国と協力し、世界の発展に寄与したいと思う」と述べました。
沖中社長はまた、世界のトップレベルが集結するこのフォーラムが日本では認知度が低いことに触れ、「残念なことだ」と述べました。「中国と日本は、東アジアで最も存在感のある国だ。ボアオ・アジアフォーラムを世界経済フォーラム(ダボス会議=スイス)に負けないものにするには、日中間の協力が不可欠だ」という意見を表明しました。
NHK中国総局の関則夫総局長
同じく開幕式に出席したNHK中国総局の関則夫総局長は、「2000人以上も収容する会場で、世界各国からの参加者が熱心に各国首脳の話に耳を傾けていた。アジアへの関心の高さを実感している。習主席はアメリカとの経済関係を念頭に、関税の引き下げなど、具体的な政策を基調講演で表明し、非常に勉強になった」と話しました。
なお、今回のフォーラムに関連して、9日に海南省三亜市で「アジア・メディア・リーダー・サミット」が行われました。沖中社長や関局長を初め、世界40カ国の主要メディアの代表約140人が参加し、いずれも10日午前に開かれたフォーラムの開幕式に出席しました。(取材:王小燕、劉叡)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |