習近平国家主席が10日、ボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会の開幕式で、「開放を通して共に繁栄する世界を切り開き、イノベーションで未来をリードしよう」をテーマに基調講演を行いました。国際社会はこの演説に大きく注目し、中国が改革開放の政策を堅持し、開放を拡大する措置を打ち出したこと、そしてアジアや世界の各国と共に美しい未来を作り出そうという中国の呼びかけを高く評価しています。
タイの国家発展行政学院の国際問題学者である李仁良氏は、「40年間の改革開放で中国は急成長し、グローバル経済の繁栄ももたらした。多くの国々が、今回のフォーラムを通じて中国の歩みを理解し、経験を学んで参考にしただろう」と述べました。
パキスタンで、中国との友好協会の会長を務めるギラニ氏は、「習主席による改革浸透の措置で、中国と世界はさらに密接になり、中国はさらに開放するだろう。改革が進むにつれて、中国の改革開放が隣国や地域、そして世界にプラスになると世界各国が実感するだろう」と述べました。
フィリピンのアテネオ ・デ・マニラ大学の中国問題学者であるピトロ氏は、「中国が改革開放を堅持することは、多くの発展途上国にとって大きな導きであり、重要なチャンスでもある。中国は、世界に公共サービスを果たす力は強くなるににつれて、人類の福祉へより一層貢献していくだろう」と指摘しました。
米国の「ウォールストリートジャーナル」は、「習主席は金融業と製造業で参入条件を緩和すると約束したが、これは中国が自由貿易のシステムを守ることを示すものだ。この情報で、世界的に株価が上昇していくだろう」としています。
日本の明治学院大学経済学部の宋立水教授は、「習主席は講演の中で、未来へ向けて人類の運命共同体を構築するよう各国に呼びかけた。これは、中国が世界の平和と協力、開放と繁栄に向けて大国の責任を担うことを示している。国際社会が一連のグローバル・ガバナンスの課題に対応する上で、重要な意義を持っている」と強調しました。(玉華、森)
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