習近平国家主席は10日、海南省のボアオ国賓館でオランダのマルク・ルッテ首相と会談しました。

　習主席はその際、中国とオランダは協力のポテンシャルが大きく、できることが多いとして、「次の段階では双方が開放共栄という協力理念を貫き、伝統的な協力分野における協力のアップグレードを推進し、新興協力分野を開拓し、人財往来と文化交流を拡大し充実していき、より高いレベルでの互恵共栄を実現したい。中国とオランダは地理上『一帯一路』構想の生まれながらにしての協力パートナーであり、トップダウン設計を作り込み、双方の協力の深化に条件をつくっていきたい」とし、オランダが引き続き欧州連合（EU）内で建設的な役割を果たし、中欧関係の健全で安定な発展の促進のためにより大きな貢献をして行くよう呼びかけました。

　これに対して、ルッテ首相は、「オランダと中国の関係は緊密かつ重要で、オランダは両国の協力を深め、共に『一帯一路』構想におけるパートナー関係を立ち上げ、互恵共栄の関係を実現していけるよう希望している」として、オランダは中国が国際問題対処における重要な役割を重視し、自由貿易を支持し、欧中関係の強化推進に力を注いでいく姿勢を示しました。（ヒガシ）