中国と米国の貿易摩擦の溝が広がる中、米国のその傲慢な態度に多くの国から不満の声が上がっています。ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相は6日、「米国が自由貿易の主な脅威となっているようだ。同時に、共産主義を主張している中国がかえって自由貿易の主な保護者になっている」と、米国の保護主義行為を批判しました。
ノルウェーが米国を批判する背景には、米国が欧州連合(EU)の鉄鋼やアルミニウムの輸入に対して関税を一時免除するとした後、EU加盟国ではないことを理由に、鉄鋼やアルミニウムの輸入追加関税をノルウェーには適用すると発表した経緯があります。米国が長期にわたって多くの国に対して一連の保護貿易主義の措置を講じており、世界から批判を受けています。ソルベルグ首相は「世界貿易戦と保護貿易主義の緊迫化は、今日の世界において最も不必要なものである。ノルウェーは反撃措置を整えている」と強調しました。
周知のように、中米間の貿易摩擦は単なる貿易問題ではなく、一方主義と多角主義、自由貿易と保護主義の問題です。米国は中国の核心的利益だけでなく、世界の自由貿易体系をも損なっています。この角度からいえば、中国は決して単独で戦いと向き合っているのではなく、そのバックには多角主義や国際自由貿易体系を擁護する多くの国が立っています。中国は国際社会とともに公平や正義、国際ルールを擁護していくべきだと考えています。(朱 星)
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