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米財務省が6日、ロシアの一部の個人と団体に制裁を加えることを発表したことを受け、ロシア外務省は6日夜に声明を発表し、「米国が制裁という手段で海外市場の競争相手を排除することは、裏を返せば自らを市場経済と自由で公平な競争の敵にする行為だ」と指摘しました。
この声明はさらに、「米国は2011年以降、ロシアに対して何度も制裁を実施したにも関わらず、なんら成果がないだけでなく、制裁を受けたロシア企業と取引のある米国企業の従業員たちにも損失をもたらし、自国にも損害を与えた」と記しています。
また、米国が先頃、35人のロシア外交官を追放し、複数のロシアの外交財産である大使館と領事館施設を閉鎖したことに対して、ロシア外務省は、「米国がロシアの外交財産を強制的に没収することは国際法に違反するだけでなく、財産所有権が米国人にとって無意味なものだということを示すものだ」と指摘、更に、「米国は、NATOの加盟国と立場を異にし、自らの主張を行う国々に圧力を加えるなど、手段を選ばずその世界的覇権を保とうとしている。しかし、いかなる圧力もロシアを打倒することはできない。今回の制裁であれ、これからの制裁であれ、ロシアはいずれにも対応していく用意がある」との考えを示しました。(玉華、む)
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