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清明節のお参りスタイルがスマートに

2018-04-05 13:22:33     cri    

 中国の祝日である清明節は、先祖のお墓にお参りし、お墓の草むしりや掃除をする日にあたり、昔から爆竹を鳴らしたり、果物を供えたり、お香を焚いたり、銭形を燃やしたりする風習がありましたが、それらはいずれも火事や環境汚染の元になりやすいという問題が指摘されてきました。近年では、政府の提唱により、中国では「環境にやさしい墓参」が風潮となり、控えめな墓参、グリーンな墓参が流行りとなっています。

 北京市にある八宝山人民公共墓地では、墓参りに訪れた人々は現地のスタッフから無料の花束を渡され、無くなった親族に花を捧げて哀悼の意を表します。八宝山人民公共墓地の倪暁峰副書記によりますと、清明節を迎え、毎日2万本以上の切花の無料配布を行っているものの、一部の市民はやはり食品や銭形、お香などの伝統的な祭祀用品を持ちこむことが多いことから、毎年のこの時期には毎日およそ100トン以上の使用済みの祭祀用品を清掃する必要が生じ、環境に負担をかけるだけでなく、大きな浪費にもなっていたということです。

 そうした問題を踏まえ、今年の清明節の期間中、全国各地の墓地墓苑では、新しい祭祀スタイルを提唱し、思いを添えた風船を空に放ったり、時空の郵便ポストにカードを投函するなどして、先祖を偲ぶことを呼びかけています。また、伝統的な祭祀の方式のほかにも、多くのネットユーザーは、インターネット上に開設された専用サイトの中で無くなった親族のためにバーチャル墓地を立ち上げ、ネット上の様々な小道具やアイテムを用いて墓地にデコレーションをほどこしたり、書き込みを通じて哀悼の意を表すなどの方法を選択するようにもなっています。(Lin、む)

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