トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領は3日、トルコの首都アンカラで、両国のハイレベル協力理事会に出席し、国防やエネルギーなどについて関係を強化していくことで合意しました。

　国防面についてロシアは、地対空ミサイルシステム「S400」のトルコへの提供について、予定を繰り上げて納入するとしています。また、両国はシリア問題の政治的解決に向けての連携強化を確認しました。

　エネルギー面では、天然ガスの輸送量を拡大するため、現在建設している海底パイプラインとは別に、地上にもパイプラインを敷設すると決めました。さらに、トルコのアックユで、ロシアの支援による原子力発電所の建設工事が3日に始まりました。

　そしてシリア問題について、イランを加えた3カ国の大統領が4日に協議を行い、トルコのメディアによりますと共同声明が発表されるとのことです。（鵬、森）