中央財経委員会主任を務める中国共産党中央の習近平総書記は2日午後、中央財経委員会第1回会議を主宰しました。3つの堅塁攻略戦に打ち勝つための思想や措置を検討し、「中央財経委員会活動規則」を策定しました。習総書記は重要な談話を発表し、「金融リスクへの対策は国の安全や発展の全体的局面、人々の財産の確保に関わることで、ハイレベルな発展をする上で乗り越えるべき重要な点だ。的確な貧困対策事業は段階的に進展しており、しっかり実行するのみだ。環境問題は全社会が注目する点であり、小康社会の全面的建設が人民に認められるかどうかの鍵となり、必ず勝利を収めなければならない」と強調しました。

　会議では、「金融リスクの対策という堅塁攻略戦に打ち勝つには、レッドラインの思想を堅持し、じっくりと進めていき、主な矛盾をつかむ。構造改革の推進によるレバレッジの解消を基本思想とし、部門や債務の種類に応じた条件を出して、国有企業を中心に地方政府や企業のレバレッジを解消し、マクロレバレッジ率を安定させて徐々に落としていくようにしなければならない」と指摘しました。

　そして、「的確な貧困対策という堅塁攻略戦に打ち勝つには、目標をしっかり定め、現行の貧困支援レベルを厳しく堅持しなければならない。イノベーションによる貧困支援政策を整備し、貧困の著しい地域に資源が行き届くようにし、的確な政策により特に支援が必要な貧困層を有効的に支援する」と示しました。

　また会議では、「汚染対策という堅塁攻略戦に打ち勝つには、目標や任務を明確にし、2020年までに主な汚染物質の排出量を大幅に削減し、生態環境の質を全体的に改善さていく。青空防衛戦に打ち勝ち、ディーゼルトラックに対する汚染対策、都市部の汚染水対策、渤海の総合対策、長江の保護修復対策、水源地の保護、農村部の汚染対策などに力を入れ、3年間で効果が表れるようにする」と示されました。

　また、「中央財経委員会活動規則」を審議し、可決しました。（RYU、森）