チベット自治区貧困扶助弁公室によりますと、チベット自治区では昨年、全自治区において産業面への貧困扶助資金124億2000万人民元を投入したということです。これにより、資源の優位性を活かした産業貧困扶助プロジェクト1195件がスタートし、およそ6万9000人が貧困状態を脱出したことがわかりました。

　自治区貧困扶助弁公室の尹分水主任は、「今年から自治区の貧困扶助活動は短期的な貧困脱出から長期的な収入増加へと重点を転換する。『一江四河流域』（ヤルツァンポ江、年楚河、ラサ河、雅礱河、尼洋河の流域）におけるチベット独自の栽培資源や養殖資源に基づいて、産業経済ベルトを発展させ、低所得者の産業発展への参加に力を入れ、雇用機会を拡大していく」と述べました。（hj　謙）